緑色のベトナムゼリー、不衛生な原料加工現場の実態

2014/01/07 09:51 JST配信

 ベトナムでは「スオンサム(suong sam)」、タイやラオスでは「ヤーナーン」と呼ばれている植物がある。飲み物や緑色のゼリー「スオンサオ」の原料として使われている。「おいしくて栄養がある」と思われているが、原料の加工工程を見れば食欲が失せてしまうに違いない。

(C)Tuoi tre,Anh Thoa
(C)Tuoi tre,Anh Thoa

 ホーチミン市5区のアンズオンブオン通りやチャンフー通りの路地が「加工工場」だ。ある「工場」で様子を観察すると、路上に置かれたプラスチック製の大きなバケツにスオンサムを入れて女性が素足で踏みつけている。水を入れてジューサーにかけ、何かの化学物質を入れてかき回してから別の容器に移し替えて路上で乾燥させる。すぐ近くをバイクが走り抜けるが、カバーのようなものはない。

 化学物質は5区にある化学薬品を扱うキムビエン市場で購入した中国製品で、商標がなく品名も分からない。これを使うとスオンサムが早く固まるという。食品安全衛生証明書について尋ねると、「今まで何も問題は起きていない」とはねつけられた。

 箱詰めされたスオンサムは、ホーチミン市内の各市場で売られており、1区のタイビン市場や5区のアンドン市場など有名な市場にも出荷されている。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 干しエビ(トムコー)は多くの人に好まれている食品だが、このところ樹脂やゴム製の偽物や化学薬品を使用...
 ホーチミン市では、健康に有害な化学薬品が食品に使用される事件がたびたび発生しているが、それらの化...
 南中部沿岸地方クアンガイ省ソンティン郡警察はこのほど、同郡ティンハー村にあるバナナ買取所の立ち入...
 ホーチミン市の路上屋台で販売されているノーブランド豆乳の大半は、謎の化学物質で作られていて、約90...
 外側の殻を削ったココナッツを漂白剤に漬けて見た目をよくする手法は今に始まったことではないが、最近...
 市場に並ぶさまざまな種類の魚やエビ、イカなど鮮やかな色の水産物。それらのほとんどが化学物質を多用...
 廃油を集めて食用油として再製する。こう聞けば「ひょっとしてエコ?」などと思うかもしれない。しかし...

新着ニュース一覧

 まばらな呼び込みの声が響いては消えていき、ホアフン市場は再び果てしない静寂に包まれる。しかしその...
 東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相らは13日、中東情勢に関する特別オンライン会合を開催した。ベトナム...
 商工省と財政省は13日夜、ガソリンおよび石油製品の国内販売価格を据え置くことを決定した。世界的なエ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南中部地方ダナン市人民委員会は10日、2026年のテト(旧正月)で展示された印象的な2体の午年モニュメン...
 ホーチミン市タインミータイ街区(旧ビンタイン区)ディエンビエンフー(Dien Bien Phu)通り632番地にある...
 地場決済アプリ大手「モモ(MoMo)」はこのほど、PVオイル[OIL]
 かつてはスーパーマーケットや遊園地に点在する程度だったクレーンゲーム機が、ベトナムで一般的なビジ...
 住友商事株式会社(東京都千代田区)は北中部地方タインホア省で11日、「第4タンロン工業団地(TLIP4)」の...
 チャン・ホン・ハー副首相は11日、2075年までを視野に入れた2050年までの北部紅河デルタ地方ハイフォン...
 ホーチミン市で、米国の高級ホテル・リゾートブランドであるワールドホテルズ(WorldHotels)が運営する...
 3月15日に実施される第16期(2026~2031年任期)の国会議員および各レベル人民評議会議員を選出する総選...
 国連総会はニューヨークの国連本部で10日、毎年10月1日を「国際コーヒーの日」に制定する決議を採択し...
 商工省は12日、海外市場開拓を支援するデジタルプラットフォームの立ち上げを発表した。開設式典にはブ...
 ベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)は11日、ハノイ市とタイのバンコクを結ぶ路線の航空券販...
 書籍出版を手掛けるタイハーブックス(Thai Ha Books)はこのほど、ハノイ市で「ヒューマンライブラリー(...
トップページに戻る