ベトナムのソフトウェア、81%が違法コピー

2014/07/15 14:20 JST配信

 米国の非営利団体ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)の調査によると、2013年のベトナムにおけるソフトウェアの違法コピー率は81%で、直近の調査(2011年)と変わらなかったという。

(C) ictnews
(C) ictnews

 今回の調査は、世界34か国の会社員2万2000人及びIT管理者2000人を対象に行ったもの。違法コピーソフトウェアの使用について、回答者の64%が「ハッカーの攻撃を受けること」、59%が「データ紛失の恐れがあること」などをリスクとして挙げている。

 BSAによると、違法にコピー・インストールされたソフトウェアの総額は約6億2000万ドル(約630億円)に上るという。

 一方、正規のソフトウェアにかかる費用は各企業の諸費用の約5~6%になると試算されている。費用はさほど高くないにも関わらず、正規のソフトウェアの使用率が伸びない背景には、ソフトウェアの違法コピーに対する取締りが徹底されていないという問題がある。2009年から2013年までの5年間に管轄当局が確認できた、違法コピーソフトウェアを使用していた企業は338社のみで、科した罰金総額は35億ドン(約1670万円)程度に留まっている。

[Bao Binh, ICT News, 20:25 (GMT+7) 04/07/2014, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 米国の非営利団体ビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)の調査によると、ベトナムにおける2017年...
 米国の非営利団体ビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)の調査によると、ベトナムにおける2015年...
 文化スポーツ観光省が2012年に行ったコンピューターソフトウェアに関する知的所有権の検査結果によると...
 マイクロソフト・ベトナムはインドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムの東南アジア各国で...
 米国の非営利団体ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)は15日、世界のソフトウェアの違法コピーによ...
 文化情報省と公安省の共同調査団は3月27日、ホーチミン市内にあるIT企業2社を家宅捜索し、ソフトウェア...

新着ニュース一覧

 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
 ベトナム発のITソリューション企業であるカオピーズ(Kaopiz、ハノイ市)と、東南アジア市場における医療...
 米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での...
トップページに戻る