タンソンニャット空港停電事故、技術者を逮捕

2014/12/15 17:56 JST配信

 ベトナム航空管制総公社(VATM)のグエン・ディン・コン副社長は11日、同社社員で技術者のレ・チー・ティンが警察に逮捕されたと発表した。ティン容疑者には、11月20日にホーチミン市タンソンニャット国際空港の管制塔が停電になった事故について、直接の責任があると見られている。

(C)VnExpress,D.Loan
(C)VnExpress,D.Loan

 VATMの報告によると、ホーチミン航空路・進入管制センター(ACCホーチミン)の電源には◇通常電力(2つの電源)、◇予備発電機(3台)、◇無停電電源装置(UPS)(3台)という3つの系統がある。

 事故当日は、通常電力を遮断して発電機の検査を行っていた際、UPSシステムにエラーが発生した。本来ならばUPSシステムを電源から隔離して検査・修理するべきところ、当番の責任者だったティン技術者が誤った操作をして全電源を停電させたとしている。

 電源の回復を図る過程でも、ティン技術者が再び操作を間違えて停電時間を長引かせる原因を作ったという。

 交通運輸省はVATMの人事に関して、同社の会長や社長から一般社員に至るまで人材の質を評価する評議会を設置する方針を示している。

[VnExpress,11/12/2014 | 17:00 GMT+7,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市タンソンニャット国際空港で、16日午前7時47分から8時5分までの18分間、飛行活動管理用の...
 ベトナム航空局によると、2014年におけるベトナムの航空事故発生件数は71件で、昨年の約2倍、一昨年の...
 16日19時15分、乗客約135人と乗員7人を乗せたベトナム航空(Vietnam Airlines=VNA)のホーチミン発ビン(...
 ホーチミン市のタンソンニャット国際空港で20日、停電によって午前11時頃から12時25分にかけて管制塔の...
 南部空港総公社(SAC)によると、ホーチミン市タンソンニャット国際空港で4日午後7時ごろ、激しい雷雨...

新着ニュース一覧

 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
 ベトナム発のITソリューション企業であるカオピーズ(Kaopiz、ハノイ市)と、東南アジア市場における医療...
 米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での...
トップページに戻る