ハノイ中心部へのバイク乗り入れ禁止案、「禁止ではなく制限」

2017/07/27 06:21 JST配信

 ハノイ市人民評議会が7月上旬に採択した、2030年までを視野に入れた2017~2020年の同市における個人車両管理強化に関する決議案について、同市人民委員会のグエン・ドゥック・チュン主席は 24日に開かれたホアンキエム区区民との対話で、「禁止ではなく中心部の一部地域で台数を制限するだけ」と説明した。

(C) vnexpress
(C) vnexpress

 対話の中で、「富裕層の自動車所有を推奨する政策に見える」、「公共交通手段が不足している中、実現性の低い政策と言わざるを得ない」など、区民から同案を懐疑的に見る意見が多くあがった。

 これについてチュン主席は、同案とあわせて、◇都市鉄道(メトロ)の建設を加速する、◇2030年までにバス台数をさらに1000~1500台増やす、◇公共自転車サービスを導入するなど、公共交通手段を確保していくことを強調した。

 なお、同案により、同市は2030年までに市中心部の各区へのバイクの乗り入れを禁止するほか、一部の通りで時間帯により自動車の乗り入れを制限する計画だ。具体的には、◇地域(区・郡)ごとにバイクの台数・種類・製造時期の統計を実施する、◇地域ごとにバイクおよび自動車の乗り入れ禁止区域を特定する、などの対策が盛り込まれている。

 

[Vietnamnet等, 24/07/2017 13:54 GMT+7, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市人民委員会はこのほど、2030年までを視野に入れた2025年以降の都市経済発展計画を承認した。 ...
 ハノイ市公共交通管理センター(HPTC)は中心部への車両乗り入れ制限案について、環状3号線に囲まれたエ...
 ハノイ市人民委員会は、2021~2025年の同市における交通渋滞緩和・交通安全確保に関する計画案を同市人...
 ハノイ市中心部への車両乗り入れ制限案のコンサルタントを務める交通運輸開発戦略研究所(TDSI)は、通行...
 2030年までを視野に入れた2017~2020年のハノイ市の交通渋滞の緩和と大気汚染対策に向けた車両管理強化...
 ハノイ市交通運輸局のブー・バン・ビエン局長は11日、市内中心部のグエンチャイ通り(Nguyen Trai)とレ...
 交通運輸開発戦略研究所(TDSI)は、「ホーチミン市における公共交通システムの増強および個人車両制限の...
 ハノイ市内の交通渋滞の緩和と大気汚染対策に向けた個人車両制限計画案に関連して、ブオン・ディン・フ...

新着ニュース一覧

 ベトナム株式市場は7日の取引で、アジア主要市場の中で最も大きく下落した。VNインデックスは前日比▲43...
 政府は、台風13号(アジア名:カルマエギ、日本では台風25号)で被災地となった南中部地方のクアンガイ省...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナム国家民間防衛指導委員会は7日朝、6日夜に南中部に上陸した台風13号(アジア名:カルマエギ、日...
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、11月11
 自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)などを手掛ける自然電力株式会社(福岡県福岡市)がグループ会社を...
トップページに戻る