中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が韓国でも拡大していることを受け、ベトナム外務省はグエン・スアン・フック首相の指示のもと、韓国在住ベトナム人の保護対策を実施している。
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その一環としてホットライン「82-106-315-6618」を開設し、24時間体制で対応している。
在韓国ベトナム大使館によると、韓国在住ベトナム人の数は約20万人で、このうち新型コロナウイルスが特に流行している慶尚北道と大邱市に居住するベトナム人の数はそれぞれ1万8502人、8285人となっている。
また、労働傷病兵社会省傘下の海外労働管理局によると、韓国で働いているベトナム人労働者の数は5万人以上で、このうち慶尚北道と大邱市で働くベトナム人の数はそれぞれ約3000人、約1000人となっている。
23日の時点では、韓国在住ベトナム人の中で新型コロナウイルスの感染が確認された例はないという。
なお、ベトナム当局は韓国在住のベトナム人の帰国を想定し、軍の協力のもと隔離措置などの対策を講じる方針だ。