日本でがん闘病のベトナム人留学生、無事帰国―故郷で治療継続へ

2020/04/25 06:07 JST配信

 留学先の日本で末期の肺がんと闘っていた南中部沿岸地方ダナン市出身のダン・ティ・ミン・アインさん(女性・26歳)が22日午後、ベトナムに無事帰国した。アインさんはベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の運航便で東北部地方クアンニン省バンドン国際空港に到着した。

(C) thanhnien
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 アインさんは今年1月に日本でがんと診断されたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で日本に足止めとなり、ベトナムへの帰国と家族との再会を切望していた。

 これに先立ち、アインさんとアインさんの家族は駐日ベトナム大使館に対し、帰国の手配を嘆願していた。その後、アインさんは20日夜に駐日ベトナム大使館からのメールで、22日の運航便の座席が確保できたとの連絡を受けたという。

 アインさんは諸手続きを経て22日朝に成田国際空港を出発した。同便は日本向けの物資や医療機器を載せてベトナムを発ち、ベトナムに戻る際に、アインさんを含め、持病のある人や妊婦、在留期限の切れた労働者や留学生など、困難な状況にある約300人のベトナム人を母国へ輸送した。

 「持病があるので、私も、同行してくれたクアン・ニャットさんも防護服を着なければなりませんでした。22日の15時15分ごろ、飛行機がバンドン国際空港に着陸しました。暑くて汗だくになりましたが、ベトナムに帰ることができて心は軽く感じました。機内では皆が私を色々なところで優先してくれて、ビジネスクラスに座らせてもらえたので、横になって眠ることができ、疲れもありません」とアインさんは幸せそうに話した。

 アインさんベトナムに着いてから医療申告を終えると、隔離と治療のため、救急車で故郷のダナン市に向かった。「私はあちこちで皆の愛に包まれて生きることができ、本当に嬉しいし幸せです」。

 アインさんの父親のダン・フオック・クオンさん(男性・62歳)は、アインさんから飛行機が無事に着陸したとの連絡を受けて、家族皆で喜び、涙したと語る。アインさんの帰国は、彼女ががんとわかったテト(旧正月)以来、家族全員がずっと望んでいたことだった。

 クオンさんは、「この時期にベトナムへ帰ることができたというだけでも嬉しいことですし、これからはダナン市がん腫瘍病院で治療を続けることができます。家族一同、私たちを心から支援してくださった政府や外務省、保健省、駐日ベトナム大使館、ダナン市保健局、ベトナム航空に感謝します」と目に涙を浮かべて語った。

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