ベトナムから日本に帰国した日本人男性(75歳)が1日、成田国際空港到着時に受けた新型コロナウイルス検査で陽性と判明した。南中部高原地方ラムドン省ラックズオン郡人民委員会が同日夜に明らかにした。
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この男性はラックズオン郡にある会社の社長で、7月31日にラムドン省リエンクオン国際空港からベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のVN7385便でホーチミン市タンソンニャット国際空港に移動し、同日夜に成田行きの便に搭乗した。
成田到着後、空港での検査で陽性となり、入国後そのまま隔離施設に移り、ベトナム側の社員に現地当局へ報告するよう連絡したという。
これを受けてラムドン省当局は、現時点で男性の感染は確定していないとしながらも、男性が勤める会社の社員23人と現地で男性と接触した人々を隔離したほか、ラックズオン郡のオフィスを封鎖するなど、感染拡大予防策を講じている。接触者およびその家族は新型コロナウイルスの検査を受け、結果を待っている。
男性はこれに先立つ7月17日午前にVN7385便でラムドン省からホーチミン市に移動。空港から1区リートゥチョン(Ly Tu Trong)通りにあるカレー専門店「CoCo壱番屋(CoCo Ichibanya)」へ行き、その後ビンタイン区、2区などの複数の場所を訪れた。同日は4区のリバーゲート・レジデンス(RiverGate Residence)に宿泊した。
翌18日もホーチミン市に滞在し、1区レズアン(Le Duan)通りのイタリアンレストラン「バジリコ(Basilico)」へ行った後、タンビン区の「ナムアンマーケット(Nam An Market)」に立ち寄ってからタンフー区の「イオンモール・タンフーセラドン(Aeon Mall Tan Phu Celadon)へ向かった。その後、12~14時ごろに4区のホテルへ戻った。
19日午後にジェットスター・パシフィック(Jetstar Pacific Airways=JPA)のBL352便でホーチミン市からラムドン省へ戻り、ダラット市のアナダホテル&スイーツ(Anada Hotel & Suites)に宿泊。20日から28日まで同ホテルからラックズオン郡の会社に出勤した。
この間、ダラット特産品専門店「Ngon La Da Lat」、市内の日系企業、スーパーマーケット「ビッグCダラット(BigC Da Lat)」を訪れた。29~30日にも会社のほか、ダラット市内の日系企業やカフェ、ファストフード店など複数の場所を訪れたという。
ラムドン省保健局によると、日本到着後も男性は熱や咳などの症状がないという。男性は6日に2回目の新型コロナ検査を受ける予定だ。
最終更新:2020年8月2日 16:07JST