チュオン・クオック・クオン保健次官は、10日にホーチミン市人民委員会宛てに公文書を送付し、中国シノファーム(Sinopharm=中国医薬集団)製の新型コロナウイルスワクチン「ベロセル(Vero Cell)」100万回分の使用を認めることを明らかにした。
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同ワクチンは中国の北京生物製品研究所で製造されたもので、中国では2020年12月に承認され、世界保健機関(WHO)では5月に緊急使用が承認されている。ベトナムでは、保健省が6月に同ワクチンの使用を条件付きで許可した。
これに先立つ7月31日、同市人民委員会傘下のサイゴン医薬品(Sapharco)は、同社が購入したシノファーム製ワクチン500万回分のうち100万回分を受領した。保健省傘下のワクチン医学生物学研究所(IVAC)が品質検査を行い、使用資格証明書を発行した。
なお、同市人民委員会はこのほど、シノファーム製ワクチン500万回分について、使用を希望する各省・市へのワクチン配分を許可するよう保健省に要請した。