- ホーチミンで新変異株「JN.1」確認
- 「JN.1」が主流に、入院患者増加傾向
- 感染予防で市民に警戒強化を指導
ホーチミン市熱帯病病院が発表した、2023年12月に同病院で治療を受けた患者16人の新型コロナウイルス変異株スクリーニング結果によると、◇12人が「JN.1」(全体の75%)、◇1人が「JN.1.1」、◇2人が「BA.2.86.1」、◇1人が「XDD」の変異株にそれぞれ感染していたことが確認された。
(C)Lao Dong |
変異株スクリーニング結果では、新型コロナウイルスの新たな変異株「JN.1」が主流となっていることが分かった。同病院では、入院患者数がここ6週間で拡大傾向にあることが懸念材料となっている。
同市保健局は、同市疾病管制センター(HCDC)と市内の各病院に対し、新型コロナの流行状況を綿密に監視して、医療従事者だけでなく、市民にも警戒を強めて事前に対応策を講じるよう指導した。
なお、同局の24日午前の発表によると、2023年12月18日から2024年1月22月末までの間に、市内各病院は、市内と近隣省から94人の新型コロナ入院患者を受け入れた。
このうち、17人が重症で人工呼吸器を必要としていた。いずれも重度の基礎疾患を持つ高リスクグループに属しており、十分なワクチン接種を受けていなかったが、死者は出ていない。