- カジノの立ち入り検査で身柄拘束
- いかさま賭博グループで不法就労
- オンライン賭博や詐欺などの犯罪行為
カンボジア・スバイリエン州バベット市のバベット国際国境検問所の向かいにある東南部地方タイニン省のモクバイ国際国境検問所で11日と12日の両日、カンボジア当局から国境警備隊と同省警察にベトナム人計410人の身柄が移された。
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同410人は、カンボジア当局がこれに先立つ4日に実施したバベット市の「ビーナス・カジノ&リゾート(Venus Casino & Resort)」の立ち入り検査で身柄を拘束された。これらの人々は、同国の出入国規定に違反し、不法就労していた。
その多くが「高給で簡単な仕事」を紹介されてカンボジアに渡り、ベトナムと国境を接するカンボジアの複数の州にあるカジノを装ったいかさま賭博グループで不法就労し、ベトナム国内のベトナム人をターゲットとしたオンライン賭博や詐欺などの犯罪行為を実行していたとみられる。
多くの人々は「仕事」のプレッシャーに耐えられず、カンボジア当局に連絡して助けを求めた。
駐カンボジア・ベトナム大使館によると、今回ベトナムに身柄が移された人々のうち、複数人はベトナム警察に指名手配されているという。