年初11か月の自然災害被害、死者・行方不明者409人

2025/11/28 05:55 JST配信
  • 自然災害による経済的被害は5060億円
  • 南シナ海で計20件の台風・熱帯低気圧発生
  • 北部・中部で記録的な豪雨に伴う洪水

 ベトナムでは2025年初めから現在までに、自然災害が頻発しており、様々な要因も重なって被害が拡大中だ。11月末の現時点で自然災害による死者・行方不明者は409人に上り、経済的な被害額は85兆VND(約5060億円)と推定される。

(C)An Ninh Thu Do
(C)An Ninh Thu Do

 農業環境省は25日に「自然災害の予想と早期警告における科学技術の応用」と題したフォーラムを主催した。この席で、同省傘下の堤防管理・自然災害防止局の代表者は、年初から現在までに南シナ海で計19件の台風および熱帯低気圧が発生したと報告した。

 この件数は、2017年に発生した台風の数(計20件)に匹敵するもので、25日夜にフィリピンのスル海で新たに台風15号(アジア名:コト、日本では台風27号)が発生して、南シナ海に到達したことから、今年の台風・熱帯低気圧の発生件数は計20件となり、2017年と並んだことになる。

 最近、北部と中部の各地域で記録的な豪雨に伴う洪水が発生しており、都市部や低地で深刻な洪水被害が出ている。特に、◇東北部地方トゥエンクアン省(旧ハザン省)、◇同タイグエン省、◇北部紅河デルタ地方バクニン省、◇ハノイ市、◇北中部地方タインホア省、◇同ゲアン省、◇同クアンチ省、◇同フエ市、◇南中部地方ダナン市、◇同クアンガイ省、◇同ザライ省、◇同ダクラク省、◇同カインホア省での被害が大きかった。

 前述した多くの地域では、短期間のうちに台風や熱帯低気圧、豪雨に伴う洪水に見舞われ、各地で土砂崩れや鉄砲水などの二次災害が発生し、人命と人々の財産に深刻な被害をもたらした。

 中部で発生した洪水では、11月16日から20日までに、洪水と土砂崩れにより、102人が死亡または行方不明となり、約20万軒の家屋が浸水した。国道と省道の119か所が冠水して通行不能となり、稲作地・農作地の8万2147haが浸水し、家畜・家禽の約334万頭・羽が死亡または流出した。

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