家族3人毒殺の女に死刑判決、1年足らずで次々不審死

2025/11/28 05:57 JST配信
  • シアン化物を盛って複数人の家族を殺害
  • 殺人罪と有毒物質違法所持・輸送・使用罪
  • 23~24年に夫と甥3人にシアン化物盛る

 東南部地方ドンナイ省人民裁判所は27日、シアン化物を盛って複数人の家族を殺害したグエン・ティ・ホン・ビック被告(女・39歳)に死刑判決を下した。

(C) vtcnews
(C) vtcnews

 ビック被告は、殺人罪と有毒物質の違法所持・輸送・使用罪に問われていた。

 ビック被告は2023年から2024年にかけて、夫と2006~2017年生まれの甥3人の計4人にシアン化物を盛った。このうち、夫と甥2人の計3人は死亡し、1人は一命を取り留めた。

 ビック被告を含む家族は、フオックアン村(xa Phuoc An)にある民家で同居していた。1年足らずの間に複数人の家族が相次いで不審な死を遂げ、死亡前には不整脈や嘔吐、頭痛、めまいなど共通の症状があった。

 被害者の1人であるN・H・B・Tさん(2006年生まれ)は2024年6月、昏睡状態で病院に救急搬送された。検査の結果、Tさんの体内からシアン化物が検出されたため、家族が警察に届け出た。

 被告は、夫であるN・T・T・Tさんが賭博にのめり込み、借金を抱えたことに不満と苦痛を抱き、まず夫に毒を盛った。兄と妹の家族とも揉めていたため、腹いせのために甥にも次々と毒を盛って殺害した。

 裁判官は被告について、卑劣かつ悪質で更生の余地はなく、社会から永久に排除する必要があるとして死刑判決を下した。

[Dan Tri 12:16 27/11/2025 / VTC News 13:41 27/11/2025, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 東南部地方ドンナイ省警察は5日、甥にシアン化物を盛って殺害しようとした#nolinkグエン・ティ・ホン・...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市人民委員会は、テト(旧正月)の名物となっているサイゴン街区(旧1区)歩行者天国グエンフエ(...
 東南部地方ドンナイ省人民裁判所は27日、シアン化物を盛って複数人の家族を殺害したグエン・ティ・ホン...
 ベトナムでは2025年初めから現在までに、自然災害が頻発しており、様々な要因も重なって被害が拡大中だ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市のめまぐるしく変わりゆく街並みの中で、バンコー市場(cho Ban Co)は、記憶の断片のように...
 プリンターや家庭用・工業用ミシンなどの製造を手掛けるブラザー工業株式会社(愛知県名古屋市)は1日、...
 SAAFホールディングス株式会社(東京都江東区)は、同社グループ全体の事業ポートフォリオの見直しに伴い...
 福井大学(福井県福井市)はハノイ市の電力大学(EPU)と2014年に大学間協定を締結し、学生や研究者の交流...
 ホーチミン市タンミー街区(旧7区)のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen...
 ホーチミン市で25日に開催された「CEO 500 - Tea Connect」の対話セッションで、ファム・ミン・チン首...
 株式会社不二家(東京都文京区)と丸紅株式会社(東京都千代田区)の合弁会社である不二家ベトナム(FUJIYA ...
 ベトナム民間航空局(CAAV)は、2050年までを視野に入れた2021~2030年の全国空港システム開発マスタープ...
 南中部地方ラムドン省のリエンクオン国際空港は、2026年3月4日から一時閉鎖し、滑走路および誘導路、関...
 米経済誌フォーブス(Forbes)のリアルタイム世界長者番付によると、地場系コングロマリット(複合企業)
 国会は26日、◇引き渡し法、◇受刑者移送法、◇民事司法共助法、◇刑事司法共助法の4本の法律を賛成多数で...
 国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社であるベトテルハイテク産業総...
トップページに戻る