大学落ちて、国産マンガ制作会社の社長になった青年

2013/09/15 07:27 JST配信

 マンガ好きの若者達のクラブ「マンガの聖地」のリーダー的存在だったグエン・ブー・チュン・キエンさん(29歳)は、今では国産マンガを制作する「アイデアプロダクション」の社長として知られている。

(C)Viet bao
(C)Viet bao

 短大も大学も卒業しておらず、マンガの専門訓練を受けたわけでもない。そうした履歴が、「大胆に考え、大胆に行動し、大胆な夢を持ち成功する」ことに挑戦する若い世代の関心を引きつけ、彼らの憧れの的になっている。

 高校を卒業すると、ほとんどの友人達は大学に進学した。キエンさんも大学入試に臨んだが受からなかった。両親の勧めで建設関係の職業訓練学校に入ったものの、どうにも好きになれず辞めてしまった。日々の生活費を稼ぐために、家庭教師、守衛、駐車場警備、グラフィックなどの仕事をし、自由な時間は、マンガの描き方を独学したりアイデアを形にしたりすることに費やした。

 キエンさんは2006年にクラブ「マンガの聖地」に参加した。マンガの創作が盛り上がっていた時期で、彼はメンバー達と熱心に語り合った。ちょうど年上のメンバーの多くがクラブをやめて行く時と重なり、後には高校生達が残された。キエンさんはたちまちクラブの中心人物となった。

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[Viet bao,27/7/2013,09:56 GMT+7,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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