ハノイ市民に愛された交通警察官、40年の任務を終え涙の定年退職

2014/11/09 06:24 JST配信

 最後の勤務を終えたドアン大佐は、そのまま若い同僚に業務を引き継ぎ、皆との別れに堪え切れず零れた涙を拭った。「これまでの長い間、雨の日も暑い日もここで市民のために交通整理ができたことを誇りに思います。毎日の仕事は本当に楽しく、幸せでした。退職したら、きっとこの仕事が恋しくなるでしょう。」

(C) infonet
(C) infonet
(C) infonet
(C) infonet

 同僚のファム・ザー・ホップ少尉は、ドアン大佐のことを親しみを込めて「先生」と呼んでいる。ホップ少尉は「ドアン先生と一緒に仕事をするようになって半年近く。私にとって先生は、父親であり、この仕事の心の支えでもあります。先生はどんな困難な仕事にも立ち向かう心意気のある人です。先生が退職されるなんて、何かが欠けたような、言葉にできない気持ちでいっぱいです」と残念そうに話した。

 今後のことについてドアン大佐は、「妻も子供たちも私の仕事をいつも応援してくれていたので、私は本当に幸運でした。定年退職して、明日からどうなるかは分かりませんが、家族のために時間を捧げて、良い暮らしができるよう頑張りたいです」と語った。ドアン大佐には2人の子供がおり、息子はドアン大佐と同じく警察官、娘はハノイ市貿易大学の4年生だ。ドアン大佐の妻ももうすぐ定年退職。2歳になる孫もいる。これからは夫婦2人で、これまで以上に子供や孫たちのそばでたくさんの時間を過ごしていきたいという。

 なお、ドアン大佐は2012年に首都ハノイ市名誉市民の称号を付与されたほか、2013年には首相から表彰状を、2014年には国家主席から勲章を授与されている。

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 雨の日も太陽が照り付ける日も、平日の16時30分になると、誘導棒と笛を携えて自転車に乗り、ホーチミン...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市警察刑事警察部は、タンソンニャット国際空港の空港警察と連携し、市内のホテルで殺人を犯...
 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC、東京都港区)は、ベトナム石炭鉱産グループ(Vietnam...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 23日のベトナム株式市場はほぼ全面安の展開となり、VNインデックスは3日連続で大幅に下落した。VNイン...
 ハノイ市郊外のダイスエン村(旧フースエン郡)ダーチャット村落の人々は、ベトナム語の標準語とは別に、...
 国家選挙評議会は21日、3月15日に実施された第16期(2026~2031年任期)の国会議員および各レベル人民評...
 ファム・ミン・チン首相は19日、エネルギー使用の効率化、エネルギー転換の促進、および電動車両などの...
 ホーチミン市のドゥックバー(聖母マリア)教会で19日、新しい2本の十字架が教会の2つの鐘塔の上に設置さ...
 ベトナム共産党のトー・ラム書記長は17日、新時代における首都ハノイの建設・発展に関する政治局決議第...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は、2026年における信頼性の高い不動産デベ...
 ハノイ市人民委員会は20日午前、環状2.5号線のジックボン(Dich Vong)~トゥオンディン(Thuong Dinh)区...
 ベトナムと日本の両国政府はハノイ市で20日、総額892億5600万円を限度とする円借款3件に関する書簡の署...
 在外ベトナム人国家委員会(SCOV)によると、現在、世界130以上の国と地域に約600万人の在外ベトナム人...
 地場の小売大手であるホーチミン市商業合作社(サイゴンコープ=Saigon Co.op)はこのほど、2026年の業績...
 国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(Sustainable Development Solutions Network=SDSN...
トップページに戻る