分離手術から7年、結合双生児の片割れを亡くした少年の今

2020/07/19 05:48 JST配信

 フィー・ロンくんの母方の祖母であるトゥーさんを訪ねると、父親のフィエンさんはトゥーさんのバイクを借りて4日間ほど出稼ぎに行っているとのことだった。間もなくしてフィエンさんが仕事先から帰ると、そのまま同じホハイ村のルオンカック村落(thon Luong Cach)にあるフィエンさんの実家に向かった。

(C) plo
(C) plo
(C) plo:「さよならのキス(Nu hon vinh biet)」
(C) plo:「さよならのキス(Nu hon vinh biet)」

 フィエンさんはこう語った。「私たち夫婦はフィー・ロンとフィー・フンが生まれた後に2人の娘をもうけました。家計は苦しく、家も土地も仕事もなく、仕事になるような手段もありませんし、移動するにも家族のバイクを借りなければなりません。フィー・ロンは私の実家に、4歳の娘は妻の実家に預けて、1歳の娘は出稼ぎに行っている妻と一緒にダラット(南中部高原地方ラムドン省)にいて、数か月こちらには帰っていません」。

 築40年近い古びた家で、フィー・ロンくんは父方の祖母の料理を手伝っていた。フィエンさんによると、フィー・ロンくんはとても活発で、友達にいたずらをしたり、教室でおしゃべりをしたりして学校の先生にしょっちゅう叱られているという。

 両親は家を離れて出稼ぎに行き、父方の祖父も昨年交通事故で亡くなったため、家にはろう者である父方の祖母と、神経疾患を患っている伯父とフィー・ロンくんの3人しかいない。フィー・ロンくんには勉強を教えてくれる人がいないが、勉強もそこそここなし、今年小学2年生になった。

 フィー・ロンくんは、7年前の大手術の後遺症で頭が少し傾いている。同級生に比べるとやせ型だが元気いっぱいで、学校から帰ると祖母の家事を手伝い、自立した生活を送っている。

前へ   1   2   3   次へ
[PLO 13:24 15/07/2020, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 分離手術から17年が経ち、結合双生児だったクックさんとアンさんの姉妹は18歳の大学生になった。2人の...
 ホーチミン市小児病院で15日、1歳の結合双生児の分離手術が行われた。分離手術と泌尿器系や消化器系、...
 ホーチミン市第2小児病院は26日、生後14か月の結合双生児の分離手術に成功した。ザンチーが報じた。 ...

新着ニュース一覧

 米メタ(Meta)が発表した2026年のソーシャルメディア動向レポートによると、ベトナムはアジア太平洋地域...
 ルオン・クオン国家主席はハノイ市で29日、ベトナムを訪問している欧州連合(EU)のアントニオ・コスタ欧...
 ベトナムの労働市場では、中国語を使える人材の価値が急速に高まっている。企業は同等の職種でも中国語...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市旧5区(現在のチョロン街区)にあるダイクアンミン市場(cho Dai Quang Minh)は、別名「ダイ...
 マイ・バン・チン副首相は、南部メコンデルタ地方アンザン省の「オケオ・バテ考古遺跡区」の科学的資料...
 北陸電力株式会社(富山県富山市)は、ベトナムにおける水力発電事業をはじめとする再生可能エネルギー事...
 ファクトリーオートメーション(FA)や金型部品などの事業を手掛ける株式会社ミスミグループ本社(東京都...
 サプライチェーンマネジメントやシステムエンジニアリング、データエンジニアリングなどの事業を手掛け...
 「2026ベトナム旧正月フェスティバルin福岡」が、1月31日(土)と2月1日(日)の両日に福岡・県営天神中央...
 グエン・ホア・ビン第一副首相は、経済・社会発展に資する特別優遇対象の外国人に対する期限付き査証(...
 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)は28日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック...
 南中部地方カインホア省人民委員会は28日、カーナー液化天然ガス(LNG)火力発電所プロジェクトの投資家...
 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~トゥーティエム間)について、地場...
 保健省傘下の疾病予防局は27日、各衛生疫学研究所やパスツール研究所、検疫業務を行う各省・市の保健当...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
トップページに戻る