分離手術から7年、結合双生児の片割れを亡くした少年の今

2020/07/19 05:48 JST配信

 自分とフィー・ロンちゃんが写った「さよならのキス」の写真を見て、フィー・ロンくんは突然「お父さん、ディン医師はどこ?」と言った。ディン医師とは、2人の分離手術を執刀したチュオン・クアン・ディン医師のことだ。今はホーチミン市小児病院の院長を務めている。フェイスブック(Facebook)でディン医師の写真を見せてもらうと、フィー・ロンくんは思いを巡らすようにじっと見つめた。

(C) plo
(C) plo
(C) plo:「さよならのキス(Nu hon vinh biet)」
(C) plo:「さよならのキス(Nu hon vinh biet)」

 フィー・ロンくんの身体には、胸部から腹部にかけて切開した痕が残っている。フィー・ロンくんは、けらけらと笑いながら傷を見せた。しかし、まだ7歳のフィー・ロンくんには、生まれた時の状況がどれほど大変だったか、そして今をこうして生きるために両親と医師らのどれほどの苦労があったか、まだ思い描くことはできないのかもしれない。

 今年7月15日、ホーチミン市小児病院で1歳の結合双生児の分離手術が行われた。手術は分離手術と泌尿器系や消化器系、骨盤などの再建手術と合わせて12時間に及んだが、手術の末に赤ちゃん2人は無事に分離された。この手術も、フィー・ロンくんとフィー・フンちゃんのときと同じくディン医師が率いた。

 フィエンさんは手術を受けた2人の赤ちゃんについて「2人の手術が成功し、私の子供よりも幸せになってほしいと願っています」と語った。

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