サンさんは、貧しい人々の葬儀を行うだけでなく、地元の人々にとって頼れる存在でもある。サンさんは「困ったことがあれば、私のところに来ればいい。私にできることは何でもやりますよ」と優しく笑う。
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応でホーチミン市全体が苦しんでいたころ、サンさんはあちこちをバイクで走り回り、必需品を届けていた。また、自治体と協力し、新型コロナで亡くなった人々の葬儀も行った。
それだけではない。サンさんは、貧しい家庭のために家を建てる支援をし、寄付をし、急に困窮した家庭にもすぐに駆けつけてサポートしている。さらに、毎年旧暦7月16日には、地元の貧しい人々に計1t以上の米をひっそりと配っている。
「地元の誰もが私の電話番号を知っています。呼ばれれば、すぐに駆けつけますよ」とサンさんは笑う。現在は地元の草の根治安維持チームの一員として、警察と協力して治安問題にも対応している。サンさんは、どんなことでも嫌がらず、たとえ深夜であっても必要とされれば現れる。
そんなサンさんを支えてきたのは、陰で働き、理解し、寄り添ってきた妻の存在だ。サンさんによれば、妻は最初のころ、棺屋の前を通るだけで怖がり、顔をそむけて見ようともしなかったという。しかし、年月が経ち、サンさんへの思いと理解が深まるにつれ、妻は夫の仕事を受け入れ、静かにその重荷を一緒に背負うようになった。
今では、唯一の息子と孫も、貧しい人々の葬儀を支える仕事を少しずつ受け継いでおり、サンさんにとっては何よりの喜びになっている。
サンさんは、長年にわたる貢献により、地元の人々から愛され、尊敬されている。サンさん自身は、身体が動く限りはこの仕事を続けるつもりだ。そして、周りの貧しい人々の負担が少しでも減り、困難を乗り越える力を持てるようにと願っている。




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