南中部地方ラムドン省第2ダムロン村第179小地区の学校にある職員宿舎の狭い台所で、教師のホアン・バン・ゴックさん(男性・39歳)は山のタケノコを調理しながら、2人の「子ども」に夕食の準備をするよう促す。
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古い木製のテーブルのそばで、リー・バン・ホアンくん(10歳)とリー・ティ・ウットちゃん(11歳)は素早く椀と箸を並べ、「父親」のゴックさんを待っている。静かな地域の空間に、質素な食事を囲む笑い声とおしゃべりが響き、山林の寒さを吹き飛ばす。
子どもたちにおかずを取り分けながら、ゴックさんはホアンくんに小学4年生の算数の難問について尋ね、ウットちゃんには音読の復習をするよう声をかける。「この村に8年住んで、この職員宿舎はただの滞在場所ではなく、私たち4人の『父子』にとって温かい家になりました」とゴックさんは語る。
ホアンくんとウットちゃんは、ゴックさんが引き取って世話をしているモン族の3人きょうだいのうちの2人だ。一番年上のリー・バン・タンくん(14歳)はすでに小学校を卒業し、寄宿学校に進学している。
ゴックさんがこの学校に赴任して1年ほど経った2018年から、この生徒たちの「父親」としての生活が始まった。当時、この地域は完全に孤立しており、電気も携帯電話の電波も、清潔な水もなかった。
タンくんたち3人きょうだいは、学校から森を抜けて15km以上離れた第180小地区に住んでいた。実の父親は早くに亡くなり、母親は遠方の畑に出稼ぎに行っていたため、農繁期になると子どもたちの学業は不安定になった。




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