間もなく開幕する東京オリンピック2020における東南アジア各国のメダリストへの報奨金が明らかとなった。ベトナムの報奨金は域内各国と比べて、かなり低く設定されていることが分かった。
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東南アジアで報奨金を最も高額に設定しているのは、大方の予想通りシンガポールで、金メダル獲得に100万USD(約1.1億円)、銀メダル獲得に50万USD(約5500万円)、銅メダル獲得に25万USD(約2750万円)を贈るとしている。
シンガポールは、前回のリオデジャネイロ五輪で競泳のジョセフ・スクーリングが同国史上初の金メダルを獲得しており、この時も100万USDの報奨金が贈られている。
シンガポールに次いで報奨金が高額なのは、インドネシアとフィリピンで、それぞれ以下のような金額を設定している。
インドネシア
金:74万6000USD(約8200万円)
銀:37万8000USD(約4160万円)
銅:18万8000USD(約2070万円)
フィリピン
金:60万USD(約6600万円)
銀:30万USD(約3300万円)
銅:12万USD(約1320万円)
また、域内で最も好成績を収めているタイでは、金メダルの報奨金を30万9000USD(約3400万円)に設定。マレーシアでは24万1000USD(約2650万円)に設定している。
一方、ベトナムでは前回大会から金メダリストへの報奨金が引き上げられ、3億5000万VND(約167万円)となった。世界記録を更新した場合は、追加で1億4000万VND(約67万円)が贈られる。また、銀メダル獲得には2億2000万VND(約105万円)、銅メダル獲得には1億4000万VND(約67万円)の報奨金が贈られる。いずれも以前より金額が上昇しているものの、フィリピンやインドネシアと比べて、かなり控えめな金額となっている。