台頭するベトナムバスケ、NBA史上初のベトナム系選手が誕生

2022/06/27 15:55 JST配信

 NBAドラフト2022が6月23日に行われ、ベトナム系米国人のジェイリン・ウィリアムズ(Jaylin Williams、19歳)が全体34位でオクラホマシティ・サンダーに指名された。NBAドラフトでベトナム系選手が指名されるのは今回が初めてで、同選手は史上初のベトナム系NBAプレーヤーとなった。

(C)VOV
(C)VOV

 ジェイリン・ウィリアムズは、アーカンソー州フォートスミス出身。身長208cm、体重109kgでポジションはセンター(C)。全米大学体育協会(NCAA)のアーカンソー大学でプレーしていたが、2年目にブレイクして今回のNBAドラフトで指名された。同選手は母方がベトナム系移民。母親のリンダさんが熱烈なバスケットファンで、息子をバスケットに誘った。

(C)Tien Phong

 また、同じくベトナム系米国人のジョニー・アイン・ジューザン(Jonathan Anh Juzang、21歳)は今回のドラフトで指名されなかったものの、2ウェイ契約(Two-way contract)でユタ・ジャズへの入団が決まった。

 カリフォルニア州ロサンゼルス出身のジョニー・アイン・ジューザンは、米国人の父とベトナム人の母の間に生まれた。身長198cm、体重95kg。ポジションはシューティングガード(SG)で、NCAAのカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でプレーしていた。

(C) Sports5

 兄のクリスチャンも元プロバスケット選手で、ハーバード大学を卒業後、ベトナムプロバスケット(VBA)のサイゴンヒートでプレー。クリスチャンは今年5月にハノイ市で開催された第31回東南アジア競技大会(SEA Games 31)でベトナム代表としてプレーした。

(C) Zing

 2ウェイ契約とは、NBA球団と下部組織のGリーグ球団と2つの契約を結ぶ方式で、2017年のオフシーズンから導入された。NBA球団は各2名まで契約できる。2ウェイ契約選手は、シーズンの大半をGリーグチームでプレーすることになるが、シーズン中45日間だけNBAチームのロスター(公式戦メンバー)に登録可能。

 このところ、ベトナムバスケット界はベトナム系アメリカ人のスターたちの話題で持ちきりだ。先日開催されたSEA Games 31では、テキサス州ヒューストン出身の双子姉妹、チュオン・タオ・ミーとチュオン・タオ・ヴィがベトナム代表として3×3に出場し、ベトナムに銀メダルをもたらした。

(C) Vietnamnet

 バスケットボールのベトナム代表は、混血選手の招集に積極的なため、今後ベトナム系NBAプレーヤーがベトナム代表に招集される可能性も十分にある。東南アジアのバスケットでは、フィリピンやタイなどを中心に多くの混血選手が活躍中。ベトナムもこれに対抗して混血選手でチームを強化して国際大会で結果を残し、まずは国内のバスケ熱を高めることでバスケ人口を増やしていきたい考え。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナム系米国人のジェイリン・ウィリアムズ(Jaylin Williams)は23歳の誕生日を迎えた6月29日、NBAの...
 米女子バスケットボールのプロリーグであるWNBAの2024年ドラフト会議がニューヨークで15日に行われ、ゴ...
 B.LEAGUE B2東地区に所属する青森ワッツの運営会社「青森スポーツクリエイション(青森県青森市)」は28...
 90年代の日本でバスケブームを巻き起こした大人気漫画「SLAM DUNK」の劇場版「THE FIRST SLAM DUNK(ベ...
 全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1のウェスト・コースト・カンファレンス(WCC)はこのほど、カンファ...
 ベトナム系米国人のジェイリン・ウィリアムズ(Jaylin Williams、19歳)はこのほど、NBAのオクラホマシテ...

新着ニュース一覧

 世界最大手の清掃機器メーカーであるドイツのケルヒャー(Karcher)のベトナム製造法人ケルヒャー・ベト...
 KDDI株式会社(東京都港区)とKDDIスマートドローン株式会社(東京都千代田区)は、日本の経済産業省が推進...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 台風1号(アジア名:メイサーク、日本では台風10号)の影響により、東北部地方クアンニン省では強風や大...
 2026年7月2日、旧地名「サイゴン・ザーディン」が故ホー・チ・ミン主席の名を冠した「ホーチミン市」に...
 シンガポールの資産運用・不動産開発会社ケッペル(Keppel)は7月2日、商業施設「ハノイセンター(Hanoi C...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年6月の外国人訪問者数は前年同月比+14.7%増の約168万人と...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年6月の小売売上高(推定値)は前月比+1.1%増、前年同月比+1...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年6月の鉱工業生産指数(IIP)の推定値は前月比で+3.5%増、...
 英ブランドコンサルティング会社のブランド・ファイナンス社(Brand Finance)はこのほど、ベトナム企業...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年6月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比▲0.39%低下、前年...
 北中部地方ハティン省財政局は2日、ベトナム石炭鉱産グループ(Vietnam National Coal Mineral Industri...
 財政省傘下統計局(NSO)のデータによると、ベトナムの労働市場は安定的に推移している。2026年6月の世帯...
 ホーチミン市で2日、自動運転車(無人運転車)のサンドボックスを活用した試験運用が開始された。  ...
 南部メコンデルタ地方カントー市の水産加工会社ベトナム・クリーン・シーフード(Vietnam Clean Seafood...
トップページに戻る