- 9月末時点の韓国在留外国人268万9317人
- 国籍別では韓国系中国人を含む中国が最多
- ベトナム人在留者数、増加続く
韓国法務省出入国・外国人政策本部はこのほど、「出入国・外国人政策統計月報」を発表した。
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9月末時点での韓国在留外国人は268万9317人で、前年同期比+7.0%増加した。うち90日以上滞在し、外国人登録をしている外国人は同+11.0%増の145万9388人、90日未満の短期滞在外国人は同+0.6%増の67万9357人、在外同胞などは同+5.1%増の55万0572人だった。
国籍別では韓国系中国人を含む中国(98万7280人)が最も多く、これにベトナム(31万8160人)、タイ(18万9361人)、米国(18万2192人)などが続いた。ベトナム人在留者数は2021年の20万8740人から増加が続いている。
就業資格を持つ外国人は58万4733人で、うちベトナム人は8万7985人と、中国(9万6142人)に次ぐ多さだった。国が強化を図る分野において専門的な知識や技術を持つ外国人に与えられる「特別活動」ビザを持つベトナム人は、国籍別で最多の1万0583人と1万人を超えた。このうち「一般機能人材」が4793人、「熟練機能人材」が3732人と大半を占めた。
韓国人の配偶者となっている外国人は、同+3.4%増の18万0312人。ベトナムは韓国系中国人を含む中国(6万0701人)に続く多さ(4万1516人)で、うち3万6630人は女性だった。
一方、留学や語学研修などを含む留学生数は合計26万9676人で、同+14.9%増加した。ベトナム人は最多の9万1169人で9万人を超えた。これに韓国系中国人を含む中国(8万3087人)が続く。ベトナム人は韓国語研修(4万9027人)と留学(4万2140人)が多く、外国語研修が2人となっている。
2024年1~9月期における韓国への帰化者は7509人。うちトップは4325人の中国で、ベトナムはこれに続く2016人だった。帰化者の多い国籍トップ2は、2018年から変わっていない。