- インド人新郎新婦20組以上がダナンで挙式
- ウェディングに伴う団体旅行を目玉商品に
- 日中韓カップルにも売り込み
南中部沿岸地方ダナン市は、インド人富裕層の間で人気のウェディングデスティネーションとなっており、直近1年間で20組以上のインド人の新郎新婦が同市で挙式した。
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インド人はステータスシンボルとして豪華な結婚式を行う習慣がある。同市の当局と観光関連企業は、「挙式に伴う大人数の団体旅行」を市の目玉商品として扱い、このニッチ市場を開拓すべく官民連携している。
2023年にダナン市を訪れたインド人観光客の数は約6万8750人で、同市への外国人観光客全体の4.6%を占めると推定される。ベトナムを訪れたインド人約10万5420人のうち65%が、ベトナム滞在中にダナン市を訪れた。
ダナン市観光局傘下の観光促進センターをはじめとする関連当局は、ウェディングに関する国際展示会の開催や、デザイナーや展示会主催者などへの支援措置の構築、宣伝広告など、ウェディングツーリズムを促進するためのあらゆるプログラムを実施している。
その一環として、ベトナムへの直行便があるインドの大都市の高所得のカップルや有名人を中心に開拓し、新路線の就航も提案していく。
なお、インドだけでなく、日本、韓国、中国のカップルにもダナンのウェディングツーリズムを売り込んでいく計画だ。