「ベガスベガス」の屋号で北海道、東北、関東にパチンコホール30店舗を展開する株式会社ベガスベガス(山形県山形市)は16日、東北部地方クアンニン省ハロン市の「ムオンタイン・ラグジュアリー・クアンニン・ホテル(Muong Thanh Luxury Quang Ninh)」内に、カジノ施設「ハリウッドワン・ゲーミングクラブ・ハロンベイ(Hollywood One Gaming Club Ha Long Bay)」を開業した。2018年にはハノイ市で2号店の開業を予定している。
「ハリウッドワン・ゲーミングクラブ・ハロンベイ」は、ベトナムでE-ゲーミングクラブ(E-Gaming Club)と呼ばれる、カジノとは異なるカテゴリーに位置づけられる。同施設は2フロアで、合計面積は2085.85m2。ルーレットやバカラ、大小の電子テーブルゲーム(ETG)、ビデオスロットマシンなどのカジノゲーム機を備えており、24時間利用することができる。
ハロン市は世界自然遺産のハロン湾を擁するベトナム有数のリゾート地で、外国人観光客が多く訪れている。外国人観光客の増加を背景に、同社は「日本で培った接客術や運営などの経営力をすべてのお客様に提供する」とし、開業前より日本人スタッフを駐在させ、現地スタッフの接客・サービスの教育に力を注いできた。
ベトナム進出の経緯について同社は、◇2014年にシンガポール支社を設立して以降、世界から日本を見た時に日本の接客力の強さを改めて感じたこと、◇日本は人口減少問題でマーケットが縮小していくこと、◇ベトナムは今後経済発展が望めること、を理由として挙げている。