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Web制作だけじゃない。ベトナムを代表するクリエイティブエージェンシーを目指す琉球インタラクティブ・ベトナム―プレジデント島田裕行氏インタビュー

2018/04/06 JST配信
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 琉球インタラクティブは常に新しいテクノロジーやデザイントレンドを取り入れている。その上でウェブサイトやアプリ、AR(Augmented Reality=拡張現実)などの開発、オンラインキャンペーンの企画など、その時々でベストとなるクリエイティブを駆使し、クライアントのビジネスをサポートする。

 ベトナムは国としてIT人材の育成に力を入れており、2020年にはプログラマーの数を100万人に引き上げることを目指しています。それに合わせて現地には日系オフショア開発企業も増えています。ですが、正直なところ自社のウェブサイトを作成したり、オンラインキャンペーンを実施したくてもどこにお願いすればよいか判断しづらくないでしょうか?そもそも、どんな制作会社が存在し、どういう特徴を持っているのか・・・。

 そんな中、最近よく耳にするようになった琉球インタラクティブ株式会社(沖縄県宜野湾市)。聞けば彼らはウェブサイト制作だけでなく、マラソンとツイッターを連動させるなどリアルとネットを絡めたキャンペーンの企画、名刺から人が飛び出て挨拶をするARアプリ、デジタルサイネージ用コンテンツの作成、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)運用やドローンを使った空撮など幅広いクリエイティブ領域を手がけているそう。

 2016年にはホーチミン市に支社を設立したということで、どういった会社なのか現地法人代表の島田裕行氏にお話を聞きました。

<Corporate Data>
会社名:琉球インタラクティブ・ベトナム(RyukyuInteractive Vietnam Co., Ltd.)
住 所:Dreamplex Coworking Space, Level 11, 21 Nguyen Trung Ngan Street, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
設立日:2016年5月
資本金:50万USD(琉球インタラクティブ株式会社100%)
電 話:028-7301-2224
メール:info.vietnam@ryukyu-i.co.jp

島田 裕行  Hiroyuki Shimada / プレジデント

 
略歴:
1989年、大阪生まれ沖縄育ち。2013年に琉球インタラクティブに入社。デジタルプロデューサーとして会員数20万人以上のナショナルブランドのウェブサイト制作、メルマガ、アプリ、CMS運営を担当。2016年より琉球インタラクティブ・ベトナムを立ち上げ、デジタル領域の制作指揮全般に携わる。

―――2016年にベトナム支社を設立されたそうですが、なぜベトナムを選んだのでしょうか?

1つ目の理由は、おそらく多くのIT企業が抱えていると思いますが、制作におけるヒューマンリソース確保です。当社は、生み出すクリエイティブの質に徹底的にこだわり続けた結果、制作単価も比例してついてくるようになりました。一方で、優れたクリエイティブを継続して生み出していくためには、優秀なIT人材の採用拡大が必至です。

そして現実として、事業拡大のスピードに対し採用が追いつかない状況が生まれてしまい、結果として受注を見送らざるを得なかった案件も出てくるようになってしまいました。このような事態は、せっかく当社を期待して依頼してくださったクライアントに申し訳ないですし、事業を成長させるためにも人材不足を早急に解決しなければならなりませんでした。

2つ目の理由は、クリエイティブ制作事業における収益率の更なる向上です。当社の行動規範の一つに「常に最高を追い求める」という項目がありますが、現状に満足せず、更なる高収益化と事業の垂直成長を目指すために打つべき次なる手は何か。この問いに、当社が出した答えが海外という新たな市場開拓でした。

―――それら2つを解決できる国として、ベトナムを選ばれたんですね。

そうなんです。市場という面で見てもベトナムはインターネット領域において伸び代が大きい国の一つです。現在、ベトナムにある企業のインターネット広告にかける費用やウェブサービスの数は少なく、テレビや雑誌、新聞などマスメディアの力がまだまだ大きい。

一方で、国内総生産(GDP)や国民の購買力、人口は右肩上がりで、インターネットの接続時間を見ても高く、特にスマートフォン(スマホ)においては日本人が使う数倍の時間をベトナム人はスマホに費やしているというデータが出ています。国が大きく成長する中でネットに対する需要が高いにも関わらず未整備である、まさに魅力的な市場であると言えます。

このような環境の面だけでいうと他にも候補はあったのですが、ヒューマンリソースという点でもベトナムは魅力的でした。290以上の大学に情報工学に関する学科が設置されるなど教育機関も充実するなど、現在35万人以上いるとされているIT人材は安定して増加しています。

また、他の職業に比べて給与が高く、また大きなビジネスチャンスが生まれやすい業界とあって優秀な人材ほどこぞって目指すなど、量だけでなく質においても目を見張るものがあります。加えて、ベトナム人は素直で明るく、勤勉で親日家という国民性を持っています。

言語という観点で見ても、東南アジア初の日本語を第一外国語とする小学校ができるなど、そもそも日本語を話せる人材も多く存在しています。これらを複合的に考えると、自然とベトナムという答えにたどり着きました。

―――そうしてベトナムを選ばれ、支社を立ち上げてから1年半で17名と体制構築が順調に進んでいるかと思いますが、今後の展開をお聞かせください。

琉球インタラクティブ・ベトナムの目指すところは、「ベトナムを代表するクリエイティブエージェンシー」になることです。単なる開発拠点だけでなく、社員自らがビジョンを持って主体的に活躍し、日本、アジアだけでなく世界に通じるクリエイティブを一つでも多く生み出せる会社でありたいと考えています。

そのために開発の上流工程の強化や業務の専門化をより進めているんですが、それらを促進する策の一つとして、2017年から日本人のエンジニアをベトナムに常駐させています。日系制作会社の日本人は案件の進行管理や日本で培われたノウハウの共有、浸透と言ったパイプ役を担うことが多いのですが、彼にはベトナムの優秀なスタッフと共に高度な技術や手法の取得にも積極的に取り組んでもらっています。

<OFFICE>
ホーチミン市1区に位置するコワーキングスペース。
オバマ前大統領も若手起業家向け講演のため訪れた。


―――島田さんは27歳の時に代表に抜擢されたそうですね。

一般的な会社ではこの年齢でこういった機会に恵まれることはなかなかないかと思いますが、琉球インタラクティブは積極性と挑戦をとても大事にする会社でして。ベトナム支社を立ち上げると知った日から、「ぜったい赴任したい!」と思い、社内ではそのためのアピールを誰よりもしましたね(笑)。

ちなみに、こういった積極性や挑戦する姿勢は会社全体、開発体制にも表れていて、クリエイティブを進化させるための新しいツールや手法、プログラミング言語も常に試しています。ウェブ制作以外の所で言えば、これまでにARをはじめ、デジタルサイネージ、プロジェクションマッピング、ドローンなどもかなり早い段階からプロジェクトに取り入れてきました。

―――今新しく取り組んでいることはありますか?

リリース前のため詳しくはお話しできませんが、沖縄ファンや観光客のための沖縄観光情報を扱うことに特化したウェブアプリを開発しています。このサービスでは、沖縄にくる観光客に最適な情報を提供する「沖縄観光プラットフォーム」のようなものを目指しているのですが、機能面はもちろん、細かい技術面でも色々挑戦していることがあります。

例えば、昨年話題になった「爆速すぎて笑う」 表示速度が“異常な”Webサイト「dev.to」の仕組みを使って表示速度を限りなく早く表示できるように開発しています。

どれくらい早いかというと、インターネット検索大手の米グーグル(Google)が提供するツール「PageSpeed Insights」ではページの表示速度を計測し、そのスコアを0から100の値で算出してくれるんですが、80以上あれば優秀とされ、これ以上の最適化の余地がほとんどないと言われている中で、パソコン版は84、スマホ版に至っては99という数字を叩き出しています。表示速度が早いことでユーザーの離脱率を下げることができ、より最適なサービス体験を提供することが可能です。

他にも、ウェブサイトにアプリのようなプッシュ通知機能やオフラインでの利用も可能にできる「PWA」、サーバーに関してはアクセスが発生した時にだけサーバーが立ち上がり、使用していない時には自動で停止する“サーバレスアーキテクチャ”を実現する「GoogleCloudPlatform」など、たくさんの仕掛けを施しています。

ただ、サービス自体が有名になることはあっても、こういう裏側のトレンドや取り組みは同じIT業界の人たちだけで盛り上がることはあっても、なかなか一般にまでは届かない。

―――確かに。一般の人は使っていて便利かどうか、使いやすいかどうかは感じることはできても、その裏側が一体どういう仕組みで成り立っているかどうかは話題になりにくいですね。

その結果、一般企業がウェブサイト制作を依頼する際の会社選びの基準として、技術やクオリティを正しく判断できず、納期や制作コストに目が行ってしまうケースがあります。私たちとしてはその現実にもったいないな、と思っています。

発注側と受注側がお互いをもっと良く知れば、より効果的なデジタルマーケティングを実現できる。そのためにはIT業界の人間が自ら率先して、ITについてもっと分かりやすく噛み砕いて広めていかなければならないのではないか。その思いで、非IT業界人向けのITイベント「Creative Island Vietnam」を2017年から開催し、ITをどのように活用できるのかについて発信しました。

―――イベントでは人工知能(AI)やAR、ウェブ制作の事例などについて講演されたそうですね。

まずは世間一般でも認知されていて、より興味を持ってもらえそうなAI、ARについて講演しました。AIについてはよく「人間から仕事を奪う」といった半ば脅しのようなフレーズも聞こえてきますが、決してそうではないと思うんです。

従来の単純作業や定型作業をAIが人間に代わって行うことで、人間は人間にしかできない創造的な仕事に集中することができるようになる。またAIを扱ったり、新たなAIを作ったりするような別の仕事も創出される。これは人間が果たすべき役割が変わるだけであり、さらに個人としても会社としても生産性がアップするのではないか。つまり、俯瞰してみればAIは仕事を奪うのではなく、より大きな価値を与えてくれると思うんです。

デジタルマーケティングの分野で例をあげると、AIはウェブサイト閲覧者の情報を参考に、各個人の好みや環境に合わせた動画をリアルタイムに生成し、配信することも可能にしてくれます。これは人間のみで動画を作っていた頃は、決して実現できなかった取り組みです。

ARに関しては目下、ゲームやエンターテイメント分野で大きく広がりを見せています。ですがビジネスの面でも、例えば購入前の家具をARによって自分の部屋にレイアウトすることで、お客様に具体的なイメージを膨らませてもらい販売促進につなげたり、ARのキャラクターを作ることで人に代わって挨拶や営業をしてもらうことも可能です。

―――聞いたことのあるAIやARでさえも、そのような使い方があるんですね。

そうですね。単に最新テクノロジーを追いかけて使えるようになったり、美しいデザインを作ったりするのではなく、それらを有効的に活用することでいかにクライアントにビジネス上での価値を提供するか。僕たちがベトナムを代表するクリエイティブエージェンシーを目指す上で大切にしていることの一つです。

<WORKS>
琉球インタラクティブが生み出すクリエイティブを紹介します。

CADILLAC CREST(キャデラック クレスト)

米国を代表するラグジュアリーカーブランド、「CADILLAC(キャデラック)」のスペシャルサイトを制作。今まで知られていなかったキャデラックの真の魅力をデザインで表現するとともに、ブランドの世界観や価値観に共鳴する「人」「コト」などのコンテンツ、定期的に行われるイベント情報などをスピーディーに更新できるよう、CMSを導入している。

TOKYO’S BIGISLAND 伊豆大島

日本における観光系のサイトでは、大枠でその構成や流れが決まっており、その多くは似たような作りとなっているのが現状。その制作者側の固定観念をまず取り払うべく、制作にあたって最も注力したのが、今までに無かったナビゲーション。キーボードを押すだけで画面を切り替えることができる“ダイナミックナビゲーション”という新しい考え方を取り入れ、直感的な操作性を実現した。数字キーにはモデルツアーを配置、アルファベットキーはシングル及び複数キー同時プレスで見られる美しい写真の数々を配置している。

りゅうぎんAR

琉球銀行・川上頭取の就任メッセージをARで制作。プランニングから、撮影、録音、3Dモデリング、アプリ開発まで、制作の全工程を琉球インタラクティブ社が担当。名刺やポスターにアプリ内のカメラをかざすと3Dイメージの頭取が出現しメッセージを届ける仕様になっており、コンセプトである“「わくわく」を広げる銀行”をARで分かりやすく表現している。

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