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宿泊・外食分野を目指す技能実習生に対して、来日前に日本独自の文化を教育するベトナム初のOMOTENASHIスクールが10日ホーチミンで開校した。このプログラムは株式会社トーアグローバルアソシエーション(TGA)と教育及び送り出し機関のエスハイが協力し、既存の準備期間プラス1.5ヶ月で日本語教育を含めた受入企業の要望に沿った専門教育を行う事で、技能実習期間の充実に加えその後のキャリアアップに繋げる狙いがある。
開校式には、ベトナム各地から新たに入学した1期生19名が参加、主催者を代表し、日越友好議員連盟の武部勤特別顧問より“皆さんは世界1のおもてなしを目指す大切なパイオニア、大いに頑張って未来のお手本になって欲しい”
提携するエスハイのレロンソン代表からは“是非このスクールでたくさん学び、両国の産業に貢献できる人材として成長して欲しい”と激励された。
またチュオン・タン・サン元国家主席からも“皆さんがこのスクールでしっかり勉強し、おもてなしの精神を持って両国の架け橋として活躍できる事を願っている”との祝辞が寄せられ、参列した日越の来賓を代表した渡邊信裕総領事は“19名の皆さんの気力と希望に溢れた顔を見て頼もしい限りだ。オーダーメイドの教育を受け、是非その笑顔で活躍して欲しい”と激励の言葉を述べた。

さらにエスハイと長年連携しているホーチミン食品工業大学のファム・ミン・ルアン観光学部・副学部長は、同大学学生の本プログラム参加の意向を表明するなど、日越両国から期待が寄せられた。
TGAの小久保拓也社長から入校証を授与された1期生19名はそれぞれ日本語で自己紹介を披露、代表者のゴ-・ティ・トゥ・ヒエンさんが“毎日全力で日本語とおもてなしの文化をしっかり勉強します。”と決意を表明した。
式典には今回の受け入れ先となる北海道の鶴雅リゾート株式会社もオンラインで参加、千葉聡常務から“皆さまに日本のおもてなし文化を伝え、日本の観光業発展と共に人材の成長にも繋がるように責任を持ってお迎えしたい”との祝辞が贈られ、学生達は目を輝かせて実習のイメージを膨らませていた。

今回のプロジェクトは、コロナ禍で冷え込んだインバウンド需要の回復が期待される観光業界にとって必要とされる外国人材が日本の“おもてなし”を学ぶ貴重なプログラムとして注目される。

OMOTENASHIスクール連絡先:
ESUHAI Takagi Yasuo
Mail:takagi@esuhai.com
Phone:028 62 666 222 (ext.103)