![]() |
ホーチミン市1区タイバンルン通り8A/1C1番地の路地に漂うバターと卵、チーズの香りをかげば、日本人の誰もが母国を恋しく、懐かしく思うはず。ベトナムで暮らしてしばらく経ち、ついに日本のチーズケーキの風味に再会することができました。

美味しい日本の定番チーズケーキ屋さん
てつおじさんのチーズケーキほど、小さくてもあちこちの国や地域に浸透しているチーズケーキはめったにありません。
このケーキの歴史をよく知っている人はおそらくほとんどいないでしょう。このケーキは1990年に福岡県福岡市にある親不孝通りで生まれました。てつおじさんのチーズケーキは、日本の精神を持った昔ながらのケーキのブランドの1つとなっています。創業者である溝上徹思の巧みな手で、常に最高品質の自慢のケーキが焼き上がります。
日本人に限らず、この名物のチーズケーキを食べれば誰もがやわらかくてしっとりした魅力的な食感を忘れることができないはずです。ケーキは毎日、地元の良質な素材と秘伝のレシピを使って手作りされ、これこそがてつおじさんのブランドが国内外で成功しているカギになっています。
てつおじさんのブランドは、米国やカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、台湾、中国、タイ、マレーシア、フィリピン、カンボジアにも拡大しています。2020年にはベトナムへ進出し、直近ではホーチミン市1区タイバンルン通りにも支店がオープンしました。このことは、飲食の豊かなベトナムで、てつおじさんが足場を築いたことの証でもあります。

見つけやすい和風の店構え
タイバンルン通りの店舗はテイクアウトがメインで、規模は小さいながらも目を引く和風の店構えは、母国を離れて暮らす日本人にアットホームな親しみやすさを感じさせ、故郷の味を思い出させるデザインとなっています。
日本の老舗であるてつおじさんの真髄を継承したベトナムのてつおじさんでも、すべての商品はチーズの風味もケーキの柔らかさもオリジナルを保ちつつ、ほどよい甘みが感じられ、「甘さ控えめ」のトレンドにもぴったりです。日本でこのケーキを食べたことがある人も、溝上徹思が作ったオリジナルとの違いを感じることはできないでしょう。
てつおじさんのお菓子はどれもそれぞれの特徴を有し、食べた人に懐かしさを感じさせます。オリジナルの伝統的なチーズケーキはチーズの風味が際立っているのに対し、抹茶味は抹茶の少し渋みのある繊細な味わいと、特徴的な緑色が印象的です。また、甘いもの好きならチョコレート味のチーズケーキと、はちみつマドレーヌも見逃せません。さらに、てつおじさんの名物といえば、ケーキの底にサクサクのはちみつゼリーが入ったはちみつチーズケーキも忘れてはいけません。日本人は故郷で食べているような親しみと甘みを感じることができるでしょう。

ベトナムにてつおじさんを持ち込んだのは、ベトナムでミルクティーチェーン「貢茶(Gong Cha)」やコーヒーチェーン「ピココーヒー(Piko Coffee)」などのブランドを運営しているゴールデントラスト(Golden Trust)のグエン・ホアイ・フオン社長です。
名の知られたこのケーキのオリジナルを保つために、店舗やキッチン、素材、スタッフなど、いずれも創業者による厳しい要件を満たしていなければなりません。だからこそ、ベトナムの企業は3年の月日をかけて交渉し、日本にスタッフを派遣して技術を学び、技術を直接受け継ぎ、日本のパートナーから信頼を得ることができたのです。
手頃な価格(約15万VND)と小さくて持ち歩きやすい便利さ、そしてやわらかくてふわふわのこの日本の風味のケーキを探しに、ベトナムの日本人街であるホーチミン市1区タイバンルン通り8A/1C1番地の路地にぜひ立ち寄ってみてください。
【店舗詳細】
てつおじさんのチーズケーキは、ベトナムで2形態の店舗を展開しています。
◇ホーチミン市1区ベンゲー街区タイバンルン通り8A/1C1番地(8A/1C1 Thai Van Lung, phuong Ben Nghe, quan 1, TP. Ho Chi Minh)
◇ホーチミン市1区ホーチミン市センター(Saigon Centre)、7区ビボシティ(VivoCity)、トゥードゥック市エステラプレイス(Estella Place)などのショッピングセンターのポップアップストア
URL: https://www.facebook.com/uncletetsuvn
TEL: 086 2295339