- 累計利用者数約1000万人、計画の2.5倍
- 計画を上回る3万4626本を運行
- カードやアプリなど多様な支払いに対応

ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社(HURC1)によると、国内初の地下鉄として2024年12月22日に運行を開始したメトロ1号線は、運行開始から約6か月が経過した6月14日時点で累計利用者数が約1000万人に達し、上半期計画の2.5倍となった。
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メトロ1号線は、これまでに計画を上回る3万4626本を運行した。1日あたりの平均利用者数は5万7785人で、平日の平均は5万0423人、週末は7万6414人に上る。
実際の運行状況から、メトロ1号線はホーチミン市民の生活に徐々に定着しつつある。1区のベンタイン駅や市民劇場駅、同市直轄トゥードゥック市のタオディエン駅などでは、通勤・通学の足として利用する人々や、週末になると家族連れや若者グループの姿も多く見られる。
現在、利用者の利便性を高めるため、改札口のEMVカードリーダーで非接触型銀行カード(マスターカード(Mastercard)、ベトナム国家決済社(NAPAS)、ビザ(Visa)の各カード)のほか、モモ(MoMo)やショッピーペイ(ShopeePay)、ザロペイ(ZaloPay)の決済アプリ、ホーチミン市メトロのアプリを利用した多様な支払い方法に対応している。
ホーチミン市メトロ1号線は、投資総額43兆7000億VND(約2400億円)、全長19.7kmで、市中心部の1区、ビンタイン区、トゥードゥック市を結び、14駅(高架駅11駅、地下駅3駅)を設置している。