ヤクルト本社は11日、ベトナムで本格的にヤクルトの製造・販売を開始したと発表した。東南部ビンズオン省のベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)内に建設していた工場が完成し、生産体制が整ったことを受けたもの。ヤクルトレディによる宅配とスーパーなどでの店頭販売を行う。当面はホーチミン市を中心に販売するが、順次周辺都市に拡大していく予定。1日当たり1万8000本の販売を目標としている。
同社は2006年6月に仏ダノンとの合弁で現地法人「ベトナムヤクルト」を設立、2007年9月からはインドネシアヤクルトから輸入したヤクルトの先行販売をホーチミン市で開始していた。