老化病の女性、治療により若返りの可能性も

2011/10/10 16:38 JST配信

 新聞報道などにより、一躍時の人となった老化病の女性、グエン・ティ・フオンさん(26歳)のもとを、ホーチミン市医薬大学病院皮膚疾患科のホアン・バン・ミン医師が訪れ診断を行った。これにより原因不明とされていた老化の正体が明らかとなった。5日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。

(C)Tuoitre
(C)Tuoitre

 診断したミン医師によると、皮膚が老化したように見える原因は肥満細胞症(mastocytosis)だという。この病気は皮膚や体の様々な部分に肥満細胞が増殖して蓄積されることが原因で発症する。肥満細胞は免疫システムを構成する細胞群の1つで、アレルギー反応や胃酸の分泌に関与する物質、ヒスタミンを形成する。また蓄積された肥満細胞が刺激反応を起こし、痒みや皮膚の盛り上がりなどを引き起こすという。

 治療方法としては、まずフオンさんのアレルギー反応の原因を突き止め、これを抑えること。その後は、整形手術などを行わずとも、内科療法だけで50%~70%は治療が可能であるという。

[Tam Lua-Vien Su, Tuoi Tre, 09:30 (GMT+7) 5/10/2011U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方フーイエン省在住のグエン・ティ・ニューさんは、22歳という若さにもかかわらず最近まで...
 当時26歳にして老婆のように老化してしまった女性として2011年に国内外のメディアで取り上げられたグエ...
 老化病の女性として、新聞報道などで取り上げられた、メコンデルタ地方ベンチェ省ゾンチョム町在住のグ...
 メコンデルタ地方ベンチェ省ゾンチョム郡ゾンチョム町在住のグエン・ティ・フオンさん(26歳)は原因不...

新着ニュース一覧

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
トップページに戻る