老化病の女性として、新聞報道などで取り上げられた、メコンデルタ地方ベンチェ省ゾンチョム町在住のグエン・ティ・フオンさん(26歳)が15日、入院先のホーチミン市医薬大学病院を退院した。フオンさんは同病院で2か月にわたり治療を受けていた。16日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
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フオンさんは既に顔の痒みが引き、顔の表面にできていた凹凸や皺も少なくなった。担当医によると、皮膚の状態は推定で30%程若返ったとしている。今後は老化病の原因とされる肥満細胞症(Mastocytosis)の完治に向けて、2か月の自宅治療が必要だという。
アレルギー反応の原因である肥満細胞症の発症を完全に抑えた後は、整形手術で皺を取り除くなど更なる治療を行う予定。なお、フオンさんの奇病は遠く海外のメディアでも話題になっており、日本のフジテレビとテレビ朝日の2社が取材に訪れたという。