老化病の女性が30歳で死亡、11年に日本メディアで話題

2015/08/21 13:09 JST配信

 当時26歳にして老婆のように老化してしまった女性として2011年に国内外のメディアで取り上げられたグエン・ティ・フオンさんが19日午後、メコンデルタ地方ベンチェ省の自宅で死亡した。30歳だった。

(C) vnexpress, 18歳のフオンさん(左)と22歳のフオンさん(右)
(C) vnexpress, 18歳のフオンさん(左)と22歳のフオンさん(右)
(C) vnexpress, フオンさん(右)と夫のトゥエンさん(左)
(C) vnexpress, フオンさん(右)と夫のトゥエンさん(左)

 老化病の発病から約8年にわたりフオンさんを支え続けてきた夫のグエン・タイン・トゥエンさんによると、フオンさんは重い胃潰瘍を患い、ホーチミン市で何度も治療を受けたが回復しなかったという。直接の死因はまだ明らかにされていない。

 フオンさんは1985年生まれ。かつては町で評判になるほどの美貌の持ち主だった。しかし2007年、顔と手に痒みが現れて薬を飲んだところ、顔が大きく膨らみ皮膚がでこぼこし、急激に老化してしまった。

 2011年末、フオンさんはホーチミン市医薬大学病院で2か月にわたり治療を受け、老婆のようだった皮膚はおよそ30%若返った。フオンさんの奇病は日本を含む海外メディアでも大きな話題となった。

[Thien Chuong, VNExpress, 20/8/2015 | 10:05 GMT+7, A]
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