渡し舟転覆で児童18人が死亡したトゥボン川に橋完成

2005/03/26 20:14 JST配信

 2003年にクアンナム省ノンソン県のトゥボン川で中学生18人が死亡した渡し舟転覆事故で、この事故後に建設が進められていたノンソン橋がこのほど完成した。

 この事故は、同省クエチュン村で生徒40人を載せた村唯一の通学手段である木造の手漕ぎ渡し舟で川を渡っていたところ、重量オーバーで転覆し18人が死亡したというもの。

 この事故の背景には、学校までの通学路が十数キロあり、途中橋が1本もなく渡し舟を利用するしかないという環境、不憫な学生たちの通学状況を見てお年寄りの船頭が半ばボランティアで渡していたという様々な要因があった。

 この事故の報道後、新聞などを通じて全国から数十億ドンの寄付金が寄せられ、これに動かされた形で政府も事故直後から橋の建設に向け準備を進め、事故後から約半年後の橋建設着工と異例のスピードで建設決定された経緯がある。

[Nhan Dan, VnExpress]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市で26日、労働傷病兵社会省と米慈善財団ブルームバーグ・フィランソロピーズ(Bloomberg Philant...
 南中部高原地方コントゥム省には、今もなお住民が生活のため危険を顧みず手作りの簡易的なロープウェイ...
 南中部沿岸地方クアンナム省ゴックリン山の裾野にあるナムチャーミー郡は、吊り橋の数が国内で最も少な...

新着ニュース一覧

 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
 ベトナム発のITソリューション企業であるカオピーズ(Kaopiz、ハノイ市)と、東南アジア市場における医療...
 米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での...
トップページに戻る