ハノイ産婦人科病院のグエン・フイ・バオ院長はこのほど、同病院に不妊治療科を開設してからの1年間に、治療を受けた8組の夫婦の間に10人の赤ちゃんが無事誕生したと明らかにした。同病院で治療を希望する夫婦は前年に比べ2倍に増加しており、今後さらに最新の不妊治療技術を取り入れて、年間100組の夫婦の治療を行えるよう努力するという。治療費用は体外受精で3000万~3500万ドン(約22~26万円)。
同病院に技術指導を行った中央産婦人科病院のグエン・ビエット・ティエン院長によると、体外受精による不妊治療によりベトナムではこれまでに約1000人の赤ちゃんが誕生した。また、治療費の安さと経験を積んだ医師による治療を望んで、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの先進諸国からも約100組の夫婦が同病院を訪れ、治療を受けたという。