貯水湖用地内の住民が移転を拒否、強制収用も

2010/10/21 13:51 JST配信

 第3水力発電所プロジェクト管理委員会は19日、南中部クアンナム省バックチャーミー郡のチャータン村とチャードック村の第2ソンチャイン水力発電所が年末から発電を開始できるよう、今月末から発電用ダムの貯水を開始する予定だと発表した。

 ダムの貯水開始時期は既に計画より遅れている。貯水湖の湖底に沈む地区の住民21世帯(約100人)が土地収用の補償金額に満足せず、移転を拒否していることが原因だ。同省が規定している補償額は1平米当たり8万4000ドン(約350円)だが、住民らは自由市場での取引価格20万~30万ドン(約840~1260円)の適用を要求している。

 同管理委員会は地元人民委員会に対し、規定どおりの補償額を受け取って移転するよう住民らの説得を要請している。もし住民らが移転を拒否し続ける場合は、強制収用も辞さない構えだ。

[Tuoi tre online, 20/10/2010, 08:18 (GMT+7), O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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