ハノイ:テトの花飾りにパンフラワーが人気

2011/02/01 15:25 JST配信

 花好きのハノイの人々はこの春、日本から紹介されたというパンフラワーに注目している。パンフラワーは特殊な粘土で花や葉などを作り着色したもので、本物そっくりのように見える。プラスチックや陶磁器でできた造花には慣れているハノイの人たちも、粘土の花はまだ物珍しいようだ。16日付ダットベト紙電子版が報じた。

 日本から輸入した粘土で、花びら、葉、茎などを一つずつ抜き型を使って作っていく。細やかな神経、アイデア、観察力の持ち主でないと素晴らしい作品には仕上がらない。パンフラワーの良さは、色あせしないこと、型崩れしないこと、値段が手頃なことなどで、こうした点がハノイの人たちに気に入られているようだ。

 パンフラワー製造施設を経営するタ・スアン・ヒエップさんは、「今年の旧正月(テト)はパンフラワーを花飾りに使おうと思っている人が多い。売れ行きが良いのは、蘭の花、梅の花、それに盆栽だ。私の施設だけでは十分需要に応えきれないほどだ」と話す。パンフラワーを購入したフオンさんは「花が散るのを見るのが嫌い。そんな私にパンフラワーはぴったり」と語った。

[Dat Viet online, 8:51 AM, 16/01/2011, O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 テト(旧正月)に向けて造花の需要が上昇しているが、ハノイ市で樹脂粘土を使った造花「パンフラワー」が...
 旧正月(テト)が近付いて、ハノイ市の各花市場ではシンビジウムや胡蝶蘭などのテト用の花の鉢植えが並び...
 ハノイ市ザンボー見本市センターで20日~31日まで、春展示会2011が開催される。17日付ハノイモイが報じ...
 ハノイ市では旧正月(テト)用の草花としてキク、バラ、ユリなどが好まれているが、このところの冷え込み...

新着ニュース一覧

 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハ...
 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
トップページに戻る