ロシアの国営兵器輸出企業ロソボロン・エクスポート社のアナトリー・イサイキン社長はこのほど、ベトナムは将来ロシアにとって最大の武器輸出国の一つになるとの見通しを明らかにした。14日付ダットベト紙電子版が報じた。
ベトナムとロシア(旧ソ連)の軍事技術協力関係は1953年から始まっている。ソ連崩壊までは、武器や軍事設備が主に援助物資としてベトナムに提供されていたが、1992年以降は貿易ベースで取引されている。1970年にベトナム戦争に従軍した経験のあるアナトリー・ポズデイエフ少将は「ロシアと軍事技術協力関係のある国の中で、ベトナムは早期に武器輸出額トップ10に入った」と述べた。
ベトナムが輸入する武器のリストは広範囲にわたっている。その中には警備艦のゲパルト型フリゲート「Gepard-3.9」も含まれる。警備艦は船団の護衛や局地防衛を任務としており、火力を装備している。ベトナムは同警備艦2隻を2007年に発注したとされる。