景気低迷で農村部の生活が困窮、地方での投資案件も原因に

2013/02/28 07:10 JST配信

 世界100か国以上で貧困問題を解決するため持続的な支援・活動を展開している団体、オックスファム・インターナショナルによると、ベトナムでは高インフレ・物価上昇が進んでいることにより全国的に生活がしにくくなっているが、都市部より農村部のほうがその影響が大きいという。25日付カフェエフが報じた。

(C)Cafef, 廃品収集で生活を立てる農村部出身者
(C)Cafef, 廃品収集で生活を立てる農村部出身者

 農村部の人々は農閑期になると都市に出稼ぎにいくが、近年では投資プロジェクトのために広大な農地が収用されているため、故郷を去り都市部で働かざるを得ない人々が急増している。しかし、農村部出身の人にとって都市での生活は決して楽ではなく、その殆どは非正規雇用や期間工として仕事をしている状況にある。主な仕事は建設現場や工場のワーカー、荷物運びなどで、重労働で危険が伴う仕事が大半だ。

 オックスファムによると、政府は国民の家計を支援するため、指定された店舗で生活必需品を安い価格で販売するといった「価格安定化プログラム」を展開しているが、指定店舗の多くは貧困層の少ない都市部にあるため、プログラムによる恩恵を受ける貧困層は非常に限られているとの実情もあるという。

 これらを踏まえ、オックスファムは住民に対する立ち退き補償や支援を適切且つ十分に行い、経済成長とともに効率的な貧困削減策を実施するよう政府に要請した。

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