多発する輸送貨物の窃盗事件、どう対策する?

2015/01/27 18:15 JST配信

 最近ベトナムの空港では、航空会社に預けた布製のスーツケースが空港・航空会社のスタッフにより刃物で切り裂かれ、中から金品が盗まれるという輸送貨物の窃盗事件が多発している。こうした中で、乗客はあれこれ工夫して対策を講じている。

(C) vov
(C) vov

 インターネット上には、輸送貨物窃盗対策を紹介するウェブサイトもある。一般的な対策として、◇ハードタイプ(樹脂製)のスーツケースを使用する、◇金品や高価な物品はスーツケースに入れず手荷物として携帯する、◇盗まれる可能性のある物品は、厚い紙などで包んで更にガムテープを貼り、スーツケースの中央に収納する、などの方法が勧められている。

 航空機の旅客が航空会社に預けた輸送貨物の中からよく盗まれるものとしては、携帯電話やノート型パソコン、香水、化粧品、機能性食品などが挙げられる。  

 なお、輸送貨物の窃盗が多発している背景には、貨物運搬の全てのプロセスが防犯カメラで監視されているわけではなく、運搬係などのスタッフが隙を見て窃盗を実行できてしまうことがある。ベトナム航空(Vietnam Airlines=VNA)の責任者はこの対策として、「業務プロセス及び防犯カメラシステムを見直すと共に、スタッフの意識向上を図る」とコメントした。

[VOV, 11:14 (GMT+7), 22/01/2015, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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