建設資材の鉄筋が道路に落下し通行人5人が死傷するなどの事故が相次いで発生したハノイ市都市鉄道(メトロ)2A号線(ドンダー区カットリン~ハドン区間)建設案件について、一時中断していた工事の一部が28日に再開された。
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それによると、今回再開された8か所の工事に関して、交通運輸省の指導に沿って安全面や施工方法、人材と設備の審査が行われ、約1か月の中断期間を経てようやく工事の再開が認められた。ただし、審査済みの8か所以外の工事については未だ再開が認められていない。
また、工事の再開・継続にあたっては交通・労働の安全や環境衛生の確保、また火災予防などの安全対策のほか、工事の進捗を随時検査することが求められており、安全面が確保できなければ工事は再度中断されることになる。
無事に工事が再開されたものの、翌29日午前には工事現場のチャンフー通り(ハドン区)で、工事車両から路上に流出した油によりスリップし転倒するバイクが続出。流出した油は100m余り続き、約10台のバイクが転倒したがいずれも軽傷で済んだ。現場では路上に広がった油を砂で埋め、対策が講じられた。