お盆控え、冥器産業は繁忙期―「おしん」もお供え物に

2018/08/10 06:58 JST配信

 8月25日のお盆(旧暦7月15日)を控え、冥器を専門に製造するハノイ市トゥオンティン郡ズエンタイ村フックアム村落は、冥器を調達する流通業者で賑わっている。

(C) vietnamnet
(C) vietnamnet

 ベトナムでは、お盆だけでなくテト(旧正月)や故人の命日などに紙製の冥器を捧げて供養する習慣がある。

 以前は紙幣や紙製の衣服、履物などが主流だったが、近年では紙製の液晶テレビや洗濯機、磁気調理器などの家電製品、剃刀などの日用品、ジュエリーのほか、携帯電話などの「ハイテク機器」、高級スクーター、自動車、一軒家などがピンからキリまで登場し、人気を集めている。

 中でも「おしん」と呼ばれる家庭のお手伝いさんまでもが紙製のお供え物となり、目玉商品となっている。一軒家、自動車、洗濯機、エアコン、衣服、紙幣、「おしん」を含めたセットは約1000万VND(約4万8000円)で販売されている。

 一軒家の冥器にはもちろん「住宅所有証明書」が付いており、この「住宅所有証明書」に故人の氏名や生年月日、命日などを記入して燃やせば、「一軒家」はあの世の送り先まで届くという。

 こうした中、ベトナム仏教協会は、冥器を捧げて供養する習慣は仏教の儀礼ではないとして、同協会傘下の仏教寺院における冥器の使用を禁止するほか、信徒に対して冥器を使用しないよう呼びかけている。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 8月15日(旧暦7月15日)はベトナムでもお盆の日。お供え物の冥器産業は、今年も繁忙期を迎えている。例年...
 旧暦7月15日のお盆にあたる25日、ホーチミン市5区、6区、8区、11区の中華街のチョロン地区の至るところ...
 旧暦7月15日のお盆にあたる5日、ホーチミン市5区、6区、8区、11区の中華街のチョロン地区の至るところ...
 9月5日のお盆(旧暦7月15日)を控え、冥器を専門に取り扱うハノイ市のハンマー(Hang Ma=冥器)通りは冥器...
 ベトナムでは、旧暦7月15日のお盆の時期になると、祖先の霊を祀る儀式のほか、路頭に迷う浮遊霊を祀る...
 8月28日のお盆(旧暦7月15日)を間近に控え、お供え物の冥器の出荷が最盛期を迎えている。ベトナムの伝統...

新着ニュース一覧

 ベトナムで国内初の炭素取引所が6月末に試行稼働したものの、初日の取引以降、1か月余りにわたり新たな...
 電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 政府は8月1日、産業クラスターの管理・開発に関する政令第32号/2024/ND-CPの一部を改正・補足する政令...
 烈士(戦死者)の遺骨の捜索・収集は、ほとんどの場合、ほんのわずかな手がかりから始まる。その手がかり...
 内務省は、2026年のベトナム文化の日および2027年のテト(旧正月)と建国記念日に伴う休暇について、日程...
 教育訓練省は、東北部地方トゥエンクアン省のトゥエンクアン英才高校の試験会場における2026年高校卒業...
 VIETJOベトナムニュースが2026年7月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によりますと、2026年4~6月の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前年同期比...
 南中部地方ダナン市人民委員会は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進およびデジタル経済の発...
 クラフトチョコレートの製造や販売を手掛けるザ・ココア・プロジェクト(The Cocoa Project)は、ホーチ...
 東北部地方クアンニン省のクアンイエン沿岸経済区で、ベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)が総額約5...
 ハノイ市のノイバイ国際空港は、車両の混雑緩和を目的に3日から導入した新たな車両動線計画について、...
 英国・ロンドンの高等法院は、ベトナムのアニメ制作会社であるSコネクト(Sconnect)が制作する人気アニ...
 南中部地方ダナン市で3日、国際ミスコンテスト「ミス・ヘリテージ・グローバル2026(Miss Heritage Glob...
トップページに戻る