世界遺産ハロン湾でプラ製品の廃止を試行、ごみ問題解決に向け

2019/08/02 14:38 JST配信

 東北部地方クアンニン省にある世界自然遺産ハロン湾の管理委員会はこのほど、ハロン湾で活動する観光船事業者15社との間で、8月1日からプラスチック製品を試験的に廃止することで合意に至った。

(C) thiennhien
(C) thiennhien

 この15社はプラスチック製のボトル、コップ、ストロー、袋のほか、ウェットティッシュを廃止し、環境保全に配慮した製品に切り替える。

 これらの企業はこれまで、ミネラルウォーターなどのペットボトルの飲料水やウェットティッシュを旅客に配布してきたが、今後はガロンボトルを設置したり、再利用が可能な布タオルを利用したりする。これにより、毎日約5000本のウォーターボトルや5000枚のウェットティッシュが削減できる見通しだ。

 同委員会のファム・ディン・フイン副委員長は、ハロン湾のごみ問題を解決するには、まず観光船事業者に対してプラ製品の使用禁止を呼びかけることが必要だとし、今後は対象や展開範囲を拡大する方針だ。

[Thiennhien 26/07/2019, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 東北部地方クアンニン省人民委員会はハロン湾管理委員会に対し、ハロン湾とバイトゥーロン湾の遊覧料金...
 フランスの市場調査会社イプソス(Ipsos)が発表した最新レポートによると、ベトナムでは毎年180万t超の...
 フィンランド在住のチャン・バオ・カインさんとチュー・ホアン・ソンさんの2人が、コーヒーを抽出した...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンコマース貿
 大手地場書店チェーンのホーチミン書籍発行[FHS](FAHASA=ファハサ)は、8月1日から
 ホーチミン市人民委員会はこのほど、2019~2021年期のプラスチックごみ削減キャンペーン計画を公布した...
 グエン・スアン・フック首相は9日、ハノイ市で行われた「プラスチックごみ廃止運動」の発足イベントに...
 紅河デルタ地方ハイフォン市のDEEP C(ディープシー)工業団地内で、プラスチックごみをリサイクルして作...

新着ニュース一覧

 ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、2025年10月におけるVAMA加盟企業とVAMA非加盟企業を合わせ...
 各地方自治体での人事異動により、◇北部紅河デルタ地方バクニン省、◇西北部地方ライチャウ省、◇北中部...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 東南部地方ドンナイ省人民評議会は、ホーチミン市と同省を結ぶ橋3本の建設計画について、担当当局を決...
 フランス軍との9年間におよぶ抗戦中、ハノイ市の旧ドンアイン郡ナムホン村(現在のフックティン村)と旧...
 携帯電話小売・家電小売の最大手で、ミニスーパー事業も拡大中のテーゾイジー
 神奈川県の黒岩祐治知事は、11日から17日までの日程でベトナムを訪問した。15日には、ハノイ市のベトナ...
 医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院は14日、ベトナムの国立がん病院(K病院)との間で、医療分野および人材...
 業務用食品の仕入・調達・開発などを手掛ける株式会社トーホー(兵庫県神戸市)は、ベトナムで外食産業・...
 国会は13日、2026年の国家予算案に関する決議を賛成多数で採択した。2026年の国家予算の主な指標は以下...
 ホンダはこのほど、2026年3月期第2四半期(中間期)の決算関連資料を発表した。2026年3月期第2四半期累計...
 ホーチミン市チョーライ病院は17日、紫外線(UV)照射除菌ロボット2台を導入したと発表した。公立病院と...
 ハノイ市は11月末から、公共電動自転車500台を導入し、既存のシェアサイクル網と併せて運用を開始する...
 アルキア・イスラエル航空(Arkia Israeli Airlines)は、2026年1月にイスラエル最大都市のテルアビブと...
 パナソニック株式会社くらしアプライアンス社(東京都品川区)は、パナソニックAPベトナム(Panasonic App...
トップページに戻る