ハノイ:練炭使用と稲わらの焼却禁止へ、大気汚染対策で

2019/10/07 12:18 JST配信

 ハノイ市では9月に入ってから大気汚染が深刻化している。同市人民委員会は大気汚染の12の原因を挙げて、それぞれの対策を実施するとしている。それには練炭の使用禁止と稲わらの焼却禁止が含まれる。

イメージ写真
イメージ写真

 ハノイ市資源環境局環境支局のマイ・チョン・タイ支局長によると、大気汚染の主な原因には、◇自動車やバイクからの排気ガス、◇練炭や薪の燃料使用、◇建設・解体現場からの粉塵、◇稲わらの焼却、◇ごみの未回収、◇生産施設からの煤煙などがある。練炭は1日当たり約5万5000個(約528tに相当)消費され、1870tの二酸化炭素を排出している。また、稲刈り後の稲わらの焼却は大気環境に直接悪影響を及ぼしている。

 同市人民委員会事務所によると、2020年12月31日を目途に練炭の使用を禁止する計画を作成し、既に各区・町・郡に通知したという。稲わらの焼却中止については、2年前からキャンペーンを展開している。一部の地域で試験的に実施したところ、効果があったとしている。タイ支局長は、「稲わらは収集すれば有用な資源になる。近いうちに稲わらの焼却を厳禁する指示文書が公布される見通しだ」と述べた。

 

[Tien phong 05:40 3/10/2019,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 グエン・スアン・フック首相は大気汚染対策に関する指示を出し、老朽化した車両の回収や練炭の使用禁止...
 12日朝の大気質モニタリング結果で、ハノイ市をはじめ北部の省・市のほとんどで危険値を意味する紫色を...
 ハノイ市やホーチミン市などの大都市ではこのところ、空気清浄機や高機能マスクなど粉塵対策用具の需要...
 大気汚染の程度を示す空気質指数(AQI)は26日午前8時50分時点で、ハノイ市がインドネシア・ジャカルタを...
 ハノイ市はここ数日、朝を中心に目視できるほど濃いスモッグに覆われている。15日朝8時には市内40か所...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市で、電動バイク向けの充電サービスを提供するカフェが急増している。この1年ほどで雨後の...
 地場系コングロマリット(複合企業)T&Tグループ(T&T Group)と、マレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジ...
 ホーチミン市のクアンチュンソフトウェアパークでこのほど、「ベトナム半導体産業人材開発連盟(SEVINA)...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 毎週火曜日と金曜日の午前9時から11時まで、ホーチミン市ヒエップビン街区(旧トゥードゥック市の一部)...
 ハノイ市警察は8月10日(日)まで、ホアンキエム湖周辺の一部通りで交通規制を行うと発表した。これは、8...
 南中部地方ダナン市にあるテーマパーク「ダナン・ダウンタウン(Da Nang Downtown)」が9月3日に営業を停...
 ハノイ市で8月9日(土)と10日(日)の両日、「世界のお巡りさんコンサート」が開催される。  ベトナム...
 東北部地方クアンニン省のハロン湾とバイトゥーロン湾では、安全確保の一環として、すべての観光船に船...
 8月1日に公開されたベトナム・韓国合作映画「Mang Me Di Bo(英題:Leaving Mom)」が6日、公開6日間で興...
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は5日、機内インターネット接続サー
 国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)はこのほど、同社の第11回...
 文化スポーツ観光省は、8月革命80周年(1945年8月19日~2025年8月19日)および建国80周年(1945年9月2日~...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表したデータによると、2025年1~7月期に全国で新規設立された企業は前年同...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年7月の外国人訪問者数(推定値)は前月比+6.8%増の156万258...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、7月の小売売上高(推定値)は前月比で+1.1%増、前年同月比では+9...
トップページに戻る