密造酒による被害が多発 死亡に至るケースも

2020/11/16 13:34 JST配信

 この2か月、密造酒を飲んだ患者が病院に緊急搬送されるといった事例が相次いで発生している。ハノイ市のバクマイ病院では、この間に7人以上の中毒患者を受け入れ、うち1人が死亡し、1人は脳と目に障害が残った。

(C) VTC
(C) VTC

 死亡した患者は32歳の男性で、紅河デルタ地方バクニン省で犬肉を食べながら飲酒していたところ中毒症状を発症して病院に担ぎ込まれた。検査結果によると、男性が摂取していた酒からは、通常の酒類に含まれる2倍近くのメタノール量が検出された。

 男性が摂取していたのは、ポリ容器詰めで販売されているいわゆる地酒で、ラベルに記載された製造元は同地方フンイエン省の蒸留酒製造所となっていた。これと酷似した酒を飲んで中毒となり、病院に搬送された患者は少なくとも別件で3人確認されており、当局が調査を進めている。

 死亡した32歳の男性は、入院する3日前に個人商店で問題の酒を購入し、滞在先で知人3人と一緒に飲んだ。この知人らも同じく中毒症状を発症して入院したが、その後に回復している。

 医師や専門家によると、この数年多くの密造酒による被害が発生しているが、その手口は非常に巧妙になっている。同じ生産ラインだとしても、各製品はそれぞれ異なるブランド名で販売されており、ラベルには製造元の会社名や所在地が明記されているため、多くの消費者は本物と誤解して購入してしまうのだ。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 北中部地方クアンチ省で2018年12月25日、クリスマスパーティーで酒を飲んだ男性4人が意識障害のある状...
 保健省食品安全局によると、2017年の年初3か月に約200人が急性アルコール中毒にかかり、このうち少なく...
 飲酒によるメタノール中毒事故が多発している中、ハノイ市などメタノールが混入した酒類が特に多く氾濫...
 飲酒者の97%がこれまでに出どころ不明の密造酒を口にしたことがある。このうち93%は密造酒を飲む理由...

新着ニュース一覧

 ベトナムのIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下の
 ベトナム国内の石油元売り各社は、エネルギー安全保障の強化と化石燃料の輸入依存からの脱却を目指し、...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナム政府は19日、決議第36号/NQ-CPの一部を改正・補足する決議第55号/NQ-CPを公布した。同決議は同...
 ハノイ市郊外のダイスエン村(旧フースエン郡)ダーチャット村落の人々は、ベトナム語の標準語とは別に、...
 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)と、シンガポー...
 保健省医薬品管理局は17日付けで、台湾製の手足口病ワクチン「エンバックジェン(Envacgen)」の使用を承...
 ベラルーシ国営のベラヴィア航空(Belavia Belarusian Airlines)は20日、ベラルーシの首都ミンスクとカ...
 英国航空サービスリサーチ会社のスカイトラックス(Skytrax)が発表した「世界の空港トップ100(The World...
 ホーチミン市警察刑事警察部は、タンソンニャット国際空港の空港警察と連携し、市内のホテルで殺人を犯...
 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC、東京都港区)は、ベトナム石炭鉱産グループ(Vietnam...
 23日のベトナム株式市場はほぼ全面安の展開となり、VNインデックスは3日連続で大幅に下落した。VNイン...
 国家選挙評議会は21日、3月15日に実施された第16期(2026~2031年任期)の国会議員および各レベル人民評...
 ファム・ミン・チン首相は19日、エネルギー使用の効率化、エネルギー転換の促進、および電動車両などの...
 ホーチミン市のドゥックバー(聖母マリア)教会で19日、新しい2本の十字架が教会の2つの鐘塔の上に設置さ...
トップページに戻る