- 海外駐在員の報酬戦略を決定する際の基準
- 政治の安定性、医療など様々な要素を考慮
- 1位はチューリッヒ、2位はウィーン
米国の組織・人事コンサルティング会社マーサー(Mercer)が発表した「2024年世界生活環境調査(Quality of Living Survey)」の「生活の質の高い都市ランキング」によると、ベトナムの2大都市は、対象となった世界241都市中でホーチミン市が163位、ハノイ市が168位だった。
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これは、海外駐在員とその家族が世界中の赴任地にいるときの日常生活の実用性を評価するもので、多国籍企業や政府が海外駐在員に対する報酬戦略を決定する際の基準ともなる。生活の質都市ランキングでは、政治の安定性、医療、教育、インフラ、社会文化環境など、様々な要素を考慮している。
同ランキングのトップ5は以下の通り。
1位:チューリッヒ(スイス)
2位:ウィーン(オーストリア)
3位:ジュネーブ(スイス)
4位:コペンハーゲン(デンマーク)
5位:オークランド(ニュージーランド)
同ランキングのワースト5は以下の通り。
241位:ハルツーム(スーダン)
240位:バグダッド(イラク)
239位:バンギ(中央アフリカ)
238位:サナア(イエメン)
237位:ポルトー・プランス(ハイチ)
日本は、東京が56位、横浜が58位、大阪・神戸が68位、名古屋が74位だった。