- 7~9月成長率、前年同期を大幅に上回る
- 1~9月期+6.82%、前年同期から加速
- 台風被害で農林水産業の伸び率+3.2%
統計総局(GSO)の発表によると、台風3号(アジア名:ヤギ、日本では台風11号)の影響にもかかわらず、 2024年7~9月の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前年同期比+7.4%の高水準となり、前年同期の+5.33%を大幅に上回った。
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1~9月期で見ても、GDP成長率は前年同期比+6.82%で、前年同期の+4.40から加速した。
同期の工業・建設業の伸び率は8.19%となり、うち電気・ガス・熱供給が+11.11%、水道業が+9.83%、製造業が+9.76%で、経済成長をけん引した。
一方、農林水産業の伸び率は+3.2%にとどまり、2020~2024年の1~9月期で比較すると、今期の成長率は2020年を除いたすべての年を下回った。原因は、台風3号がベトナム北部で猛威を振るい、各地で甚大な被害が発生したためだ。