- 両国関係の包括的な発展に取り組む決意
- 両国間貿易額を年間250億USDに引き上げ
- 地域・国際情勢についても意見交換
ファム・ミン・チン首相は21日、タイのアヌティン・チャーンウィーラクーン首相と電話会談を行い、両国関係の強化について意見を交わした。
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チン首相は、アヌティン首相が国王の承認を受けて首相に就任したことに祝意を表し、ベトナムがタイとの包括的・戦略的パートナーシップを一層強化したい意向を示した。
アヌティン首相は、ベトナムを近隣の重要なパートナーと位置づけ、経済・社会分野におけるベトナムの発展を評価した上で、チン首相とともに両国関係の包括的な発展に取り組む決意を表明した。
両首相は、両国の協力関係が経済、貿易、投資など多方面で順調に拡大していると評価した。
チン首相は、タイ企業がベトナムで円滑に事業展開できるよう支援を継続することを約束し、両国が連携して地域交通網の接続強化や治安協力、文化・教育・人的交流を推進するよう提案した。
アヌティン首相はこれに賛同し、両国間の貿易額を年間250億USD(約3兆8000億円)へと早期に引き上げることを目標に、緊密に協力することを確認した。また、より多くのベトナム企業がタイに投資することに期待を寄せ、特に産業、農業、テクノロジー分野での進出を歓迎すると述べた。
両首相は、共通の関心事である地域・国際情勢についても意見交換した。チン首相は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の団結と中心的役割を維持しつつ、メコン地域の持続可能な発展を推進するために連携を強化すべきだと提案した。
アヌティン首相は、チン首相を年末に開催予定のメコン・ランチャン首脳会議(MLCサミット)に招待した。