ハノイ商工局とハノイ省エネセンターは24日、「ビルにおける効率的なエネルギー利用」と題したフォーラムを開催した。カフェエフが報じた。
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ベトナムでは、2015年に10%、2025年には70%のエネルギー不足に陥ることが予測されている。エネルギー価格が年々上昇している中、今後ベトナムは、石炭や原油といった多くの燃料を輸入に頼らざるを得なくなる可能性があるという。
フォーラムでは、ビルのエネルギー管理に関する政策・規定、および省エネ計画の整備不足などが問題点として挙げられた。また、ビルの所有者や管理会社がエネルギー管理活動を改善し、法規定に則って、毎年エネルギー監査を実施することなどが提案された。
このほか、人間の健康と環境に配慮した「緑の建築(グリーンビルディング)」を推進する必要性が指摘された。緑の建築を推進することにより、◇電力使用量:30%、◇CO2排出量:35%、◇水使用量:30~50%の削減が可能だという。