バイタク配車アプリのドライバーになる高学歴者が増加中

2017/03/31 17:01 JST配信

 就職活動をするも仕事が見つからず、大学を卒業後にバイクタクシー配車アプリのドライバーになる若者が増加している。

(C) Minh Nguyet, Dan Viet
(C) Minh Nguyet, Dan Viet

 2012年に大学を卒業した北中部地方タインホア省出身のチエンさんは、履歴書を片手に5年間にわたり就職活動をした。警備員やマーケティングなどで収入を得ながら就活を続けたものの、専門に合う安定した仕事に就くことができなかった。

 サラリーマンになる夢を諦めたチエンさんは現在、露天で友人とお茶を売る傍らでバイクタクシー配車アプリ「グラブバイク(GrabBike)」のドライバーをしている。今の仕事を始めて月の収入は800万VND(約3万9400円)ほど、多い月には1500万VND(約7万3900円)に達したこともあり、今ではほかの仕事に就こうと思わないと話す。

 ハノイ市出身のドンさんは電気修理の仕事をしているが、副業でグラブバイクのドライバーをしている。ドライバーの収入は月に600万~700万VND(約2万9600~3万4500円)で本業より高いという。

 ハノイ市のグラブバイクによると、ドライバー全体の3分の1は定職に就いていない既卒者で、ドライバーを専業にしている人の月収は平均で1200万~1500万VND(約5万9100~7万3900円)に上るとのこと。

 労働傷病兵社会省傘下のハノイ市職業紹介サービスセンターによると、最近の学生は仕事が見つかっても希望する職種や給与、職場環境と合致しない場合に敢えて仕事に継がず「失業」状態となる傾向があるという。

 また、教育訓練省傘下の人材育成需要予測開発センターによると、就職活動に消極的な学部卒者や修士・博士課程の修了者も増えており、既卒者が専門に合わない仕事に就くことは人材そのものや教育訓練の浪費であると指摘する。

 中央共産青年団のレ・クオック・フォン一等書記官はこの現状について、学生に大都市に範囲を狭めず国内の幅広い労働市場を在学時からよく調べるよう呼びかけるとともに、関連当局に対して、学生向けに適時情報を公開するよう求めている。

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