スマホを駆使する「U70」の配車アプリ運転手

2017/04/30 05:00 JST配信

 夜も更けた23時のホーチミン市1区で、配車アプリ「ウーバー(Uber)」で呼んだ車に乗ると、運転手は高齢だった。車は古く、ウィンカーの電球が故障しているか、もうすぐ切れそうだ。

(C) vietnamnet
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 高齢の運転手は申し訳なさそうに打ち明けた。「これは私の叔父の車なんです。私はUberの運転のために毎日20時からこの車を借りているので、ライトの整備までできていないんです」。

 年齢を尋ねると運転手は、「私は1955年生まれで、今年で63歳になります。定年退職して数年経ちますが、柔軟な頭を保つためにも働くことが好きなので、Uberの運転手を始めました。仕事は楽しく、収入を得ることもできますし」と答えた。

 「Uberでお客さんを迎えるために使うスマートフォンの操作は難しくないですか?」と聞いてみると、「簡単ですよ。難しいとは感じません。少し頑張って学べば、数日で使いこなせるようになりますよ」と運転手。

 「早朝にはバイクタクシーの配車アプリ『グラブバイク(GrabBike)』の運転手もしています。私はホンダのエアブレード(Air blade)を持っていて、毎日5時に起き、荷物を知り合いのレストランに運んで、それからプールに向かいます。プールでは20往復、約2km泳ぎます。その後にGrabBikeの運転手の仕事に向かうんです」。

 運転手の1日の生活はこうだ。早朝から昼までGrabBikeの運転手、それから家に帰って休憩。その後、再び15~16時までGrabBikeの運転手をして、家に帰って夕食をとる。ラッシュアワーで道が渋滞する時間帯は避けて、20時になると叔父から車を借り、0時か深夜1時頃までUberの運転手をする。

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