12月4日開催｜【日本人が知らない】ベトナム市場の真実と日系企業の経営課題... (PR)

　2016年に米国を皮切りに各国でブレイクした「ハンドスピナー(Hand Spinner)」や「フィジェット(Fidget)」と呼ばれる指先で回転させて遊ぶ玩具が、ベトナムでも若者の間で流行りだしている。

(C )Chicago Tribune, VnExpress

　米国での人気急上昇に伴い中国で大量に製造されるようになったハンドスピナーが2016年末からベトナムにも輸入されるようになり、材質はプラスチックから合金、チタンなど多種にわたる。1個当たりの価格も数万～100万VND(約50～5000円)と幅広く、指先で回転する時間は安価な物で1分程度、高価な物になると5分程回転し続ける。

　現在ベトナムでは小売店のほかオンラインストアで多種多様なハンドスピナーを購入することができるが、オンラインストアの場合は広告の品と実物で寸法や色合い、材質が異なる物やわずか5秒しか回転しないような代物が届くこともあるそう。

　最近ではベトナム人が製作したスピナーのブランド「ハイパーストーン(Hyperstone)」の知名度が国際的に上がってきており、1個当たりの価格は200万VND(約1万円)。インターネット上では既に模倣品も出回っている。

　フェイスブック(Facebook)には数万人規模のスピナー愛好家のグループがあり、メンバーは自分で改造したスピナーの画像や動画を共有して楽しんでおり、こうした場が一部の人の新たなビジネスにも繋がっている。

　スピナーが子供の集中力向上に良いと謳う宣伝もあり、ベトナムでは親子でスピナーを楽しむ人がいる一方で、スピナーに集中するあまり勉学に支障をきたすとも指摘されており、米国ではスピナーで遊ぶことを禁止する学校まで出ているとのこと。